創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   いくつになっても・・・   PINPA

僧侶のような宗教を職としたり、教師として教育の現場に立つ人の中には人間の成長が止まってしまっている人がいる。およそ人間として成長するには絶えず現在の自分の行き方を恥じることが必要であろう。自らを恥じると自らを客観視することが出来る。現在の自分の職業や地位に腰をすえてしまわないで、自分の新たな可能性を絶えず開拓しようとする気魂を持ち続けることこそ、道を求める者の基本的な要件であろう。
 「オンギャー!」私達はこの世に命をもらった時から体の成長、心の成長を繰り返している。子どものころには目に見える成長も目に見えない成長も著しい。しかし大人に近づくにつれて少しずつ生物的成長というよりは環境や心境による人の変化としての成長が人には現れていく。だがそのような成長も私たちがそれを望むことをやめてしまえば止まってしまう。その種の成長は体の成長とは違い、人間の考えとは裏腹なのだ。私達はおじいさんやおばあさんになってもあらゆることを柔軟に吸収できる、つまり人間として成長するために、上を目指していく生き方をするべきだ。
 その第一の方法としては高い目標を持つことだ。私達は日々生きていく中で目標を持って生きることが大切だ。目標があるからこそ、それに向けて今頑張れる。目標があるからこそ、今何をすべきなのか分かる。そして『夢はでっかく』という言葉があるように、大きな高い夢、目標があってこそ成功が待っているのである。先生も「夢は夢。しょせん叶わなくても夢。でも叶ったら現実で夢が叶ったことになる。だからこそ目標は高く持ちなさい!」と言っていた。このように目標は高く持つことが必要なのだ。
 第二の方法としては井の中の蛙にならないことだ。下の人と比べてつかの間の優越感に浸ったり、他の人を非難することは決してならない、常に自分を絶対評価するべきなのだ。鎖国時代の日本も広くてせいぜいアジアまでの小規模な世界観しか持っていなかったために、後のペリー来航による開国後外部の強大な威力に圧倒されてしまった。このように一部の小さな空間の中での優劣は大きな世界観の中では通用しないのである。
 確かに上を上をだけ目指すのはしんどいし、ストレスにもなってしまう。何事もバランスが大切である。しかし『人生とは流れに乗るものではなく流れを作っていくものである』という名言があるように私達はせっかくの命をもって、この世に生まれてきたのだからこそ自分で切り開いてく人生を送りたいものだ。そして何歳になっても意欲を持った生き方をしていきたいものだ。それこそが長寿の秘訣かもしれない。

   講評   hota

 要約の後に入れてくれている、導入の段落が上手ですね。そう、普通に意見文を書くとき、いつもは要約を入れないので、PINPAさんのように導入を練習しておくと、どんな時にも困らないと思います。

 2つの方法、それぞれの実例もよいですね。最後の「名言」は、これは自作名言なのでしょうか? 今学期は「自作名言」か「ことわざの加工」が必須なので、どちらかわかるように、ただし書きでもよいので入れておいてくださいね。

★ところでペリー来航で思い出しましたが、「アルプス一万尺」の歌、知ってますか? あれは、ペリー来航とともに日本に伝わったらしいですよ。歌詞は、あとでついたものらしいですが、作詞者不詳なんですってね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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