国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   古い物と新しいモノ   AZUKI

 教室は小さな社会と同じようなものだ。ちいさなグループがいくつかあって、その中で人はたいてい生きているところなどが。物がはやるというのも似通っている。お笑い芸人、本、漫画、キャラクターなど。はやるのも早いが、廃るのも早い。つい一ヶ月前には一代ブームになったフレーズも、今言ったなら「古い!!」と言われてしまう。
 古いものがよいという意見がある。(複数の意見一)昔から、古いものには霊が宿るといわれ、大事にされる傾向がある。実際古いと思っても、よく見てみると、味のあるものが多い。クラッシックやジャズなどは、いくら時間がたっても、人々に愛されつづけている。ベートーヴェンの『運命』や『交響曲第九番』、モーツァルトの『トルコ行進曲』など。教科書に乗ったりなどして、どの年代の人にも知られている。現代のアーティストの曲は確かによいかもしれないが、上記のように一年後には「古い」といわれてしまうのがおちだ。ところで現代人は、シャープペンシルを使い、あまり鉛筆を使っていない。確かに木の伐採を少なくし、地球温暖化を防ぐということかもしれないが、鉛筆には鉛筆の味がある。
 新しいものがよいという意見もある。(複数の意見二)この世の中は、どんどん新しくなってゆく。携帯電話、テレビ、車など……。昔は三種の神器とまで言われた「車」「テレビ」「冷蔵庫」も、現代人で持っている人はいないというほどまで普及した。小説だって、現代の流行の小説が無ければ、硬い考えの人ばかりになってしまう。(笑)シンデレラの中のお城の舞踏会だって、きっとその頃のブームだったに違いない。(多分)(昔話の実例)
 古い物がよいという意見がある。新しいものがよいという意見もある。しかし一番大切なのは、自分がそれらをどう扱っていくかである。(総合化の主題)『辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。』という名言にもあるように、ただ単に「自分がこうしたいから」というだけで古いものを嫌うと、新しいものに次々と移っていくというように、落ち着きの無い人になってしまう。(名言の引用)

   講評   jun

 第一段落は、教室と物がはやるということとの関連がわかりにくいですが、前置きとしてはよく書けています。
 第二段落は、鉛筆の話はない方がすっきりしそうです。第三段落の「流行の小説がなければ、硬い考えの人ばかりになってしまう」とは、確かにそうかもしれませんね。(笑)
 結びの段落は、否定的な文で終わらずに前向きにまとめた方が印象がよくなりますよ。

▲「教科書に乗る」→「教科書に載る」
                             

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