国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   確かめることは・・・   ミスターカービィ

 科学的態度は、ものをよく見ることから始まる。タイは赤いと思われているが、よく見ると紫色に近い。ものをよく見て「はてな」と感じたら、すぐに実験したり、調べたりすることだ。科学的態度とは、疑問を実験や調査によって解決しようとする態度である。
僕たち身の回りには、科学がたくさんある。料理や電気などとても立派な科学である。電気は、エジソンが科学を使って熱心に考えた結果このように、とても長持ちする電球ができた、というわけである。
 母から聞いた話だが、料理の中にも、科学がたくさんある。たとえば、みんなが肉じゃがにしたり、生姜焼きにする、牛肉や豚肉などのお肉などがその一例だ。ここで一つ問題を出そう、ミンチ肉はハンバーグにしてもなぜ崩れないのかだ。また、なぜ肉は、焼いてり煮たりすると、おいしくなるのだろう。この理由は、科学が関係していた。肉には、たんぱく質という成分が入っている。たんぱく質は、燃やされると、質量が減るという特徴がある。ということは、肉を焼いたり煮込んだりすることで、たんぱく質が凝縮され、うまみを引き出す、と言うことである。ハンバーグは、なぜ崩れないか、それもこれと同じ原理である。ハンバーグのたんぱく質が肉汁となり、川のように流れ、更に火を止めることによって、たんぱく質が固まりハンバーグになるということだ。こう考えてみると、自分の身の回りに科学がある、という気になりませんか。
 ポプラ社発行の「エジソン」の伝記には、子供の頃のエジソンのやんちゃ振りが書かれている。エジソンは、昔から何でも実験してみなければ、気が済まない、という性格で、これは空を飛べる薬だと、言って自分の作った薬を試して飲ませたり、にわとり小屋に火をつけたりしていたそうだ。科学者は、何もかも試してするのだ。もし、ぼくがエジソンだったら、にわとり小屋に火をつけたり、自作の薬など飲ませないだろう。にわとり小屋に火なんかつけたりしたら、自分の家が火事になって大変なことになるからだ。
 ぼくは、この話を読んで、何もかも確かめてみるのが大事だ、と言うことが分かった。

   講評   kira

 ミスターカービィくん、こんにちは。科学的かどうかとは、習うものではなく、自分の態度そのものなんだね。
● 要約/感想文
 見て、疑問を持って、調べることが科学ですね。
● 前の話聞いた話
 お母さんは、料理も科学だと教えてくれました。確かに、お料理も習ったとおりにやっていけば、おいしいものができて、料理上手になれますが、そのとき「どうしてなんだろう」と思っていくことで、発見があり、新しい方法も見つかりそうです。
 エジソンは、疑問を確かめずにはおられない熱意を持っていたようですね。ちょっと危険なものもあったようですが、単なるいたづらだということでやめさせられていたら、あの天才は育たなかったように思います。
● たとえ● ことわざの引用
 「たんぱく質が肉汁となり、川のように流れ」とたとえました。おいしそうな映像が目に浮かぶね。
● わかったこと
 「何もかも確かめてみるのが大事だ、と言うことが分かった」とまとめました。本で読んだことや、教わったことを、そのまますぐに納得して覚えてしまうのではなく、自分で一回考えてどうしてなのか考えた上で知識にしていく態度が必要なんだね。そして、少しでも疑問があればとことん追求する熱意も持ちたいね。
★23日は祭日ですので「休み宿題」になります。次は12月7日「進級テスト」になります。頑張ろうね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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