創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   いたずらも程々に   ナスビ〜

「うししししし。」
「取れない。」
「ククククク。」
笑いが口から、もれてしまった。
 私は、とてもいたずらが大好きだ。いたずらの準備も楽しいけれど、それにひっかかると、もっと面白い。そういう私は、数え切れないほどのいたずらをしてきたが、心に残っているいたずらが、3つある。1つ目は、姉の机の上にあった下敷きを、両面テープで取れなくしたこと。そして、2つ目は、前の学校で、死んだクワガタムシを女子の机の中に入れたことだ。最後に、肩をたたいて、相手が振り向いたところを、指で刺したことだ。しかし、それでけんかが起こるなんて、誰も思っていなかった。
 ある日、いつものように、姉とけんかをした日。私は泣きながら、姉の机がある部屋へ行った。ふと見ると、姉の机の上に、ぽつん、と下敷きが1つ置いてあったのに気が付いた。しかえししてやろう、と思っていた思いが強かったせいか、ゾロリのように、あっという間に、いい事を思いだした。それは、両面テープを下敷き貼り付け、机にくっつけ、下敷きを取りにくくしよう、ということだった。私は、さっそく、実行し始めた。まず、両面テープ探した。案外簡単に見つかったので、下敷きの辺の部分に、両面テープを貼り付け始めた。最後にペラッとめくって、机に貼り付けた。もちろん、他の家族にばれないように行なった。少しやりすぎたかな、と思ったけれど、しかえしと好奇心が強かったので、そのままにしておいた。しばらく時間が過ぎてから、姉が来た。やはり、下敷きをかたづけようとしたけれど、下敷きが取れないことに気付き、がんばって取っていた。それを、私は面白く見ていた。
 学校での音楽の帰りのことだ。その頃は、肩をたたいて、振り向いたところを、指で刺す、といういたずらがはやっていた。いつものことなので私は、そのいたずらをある友達にした。しかし、今日のこの友達は、イライラしていたせいか、後ろを振り向いた私の背中に、パンチしてきた。(いつもなら軽く済まされるはずなのに)私は、すぐに切れるタイプなので、もっていた音楽セットを投げ捨て、その友達に飛び掛った。そこで、けんかが起こったのだ。両方とも倒れて、けんかが始まった。友達が蹴って、私はふっ飛んで、机に当たったけれど、すぐに飛び掛って、顔を殴りつけた。あいにく、その友達が、ホワイトボードの足の角に頭を打ってしまった。誰かが止めに入って、やっとけんかが終わった。その友達は半泣きだった。後で聞いたところ、私のパンチのせいではなく、角に頭を打ったせいで、泣いたそうだ。いたずらでけんかが起こるということがわかった。
 人間にとっていたずらとは、人を傷つけることもあるけれど、仲がよくなることもあると思うので、とても難しいものだと思う。これからは、いたずらにも程を考えて、やろう、と思った。「ごめんなさい。」 「いいよ。」 とうとう仲直りが始まった。

   講評   jun

 今月もよくがんばりました。
 12.1週は進級テストです。合格目指してがんばりましょう!
                            

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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