低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2259 今日133 合計5005
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   頑張れ   髑髏

 御祖母ちゃんの家に行くのに、新幹線を利用する。いつものぞみ号の普通車を利用しているが、そのことについてお話する。
第一に新幹線の短所について探ってみる。その1に景色が変わらない事が挙げられる
。一般の電車だと、景色がはっきりと見える位の速度で走っているが、新幹線だとビュンビュン飛ばしているから、景色が進む方向に引き伸ばされていく感じがする。まるでムンクの叫びの顔の部分のようだ。だからペラペラ漫画の同じ部分を何回もめくっているように景色がつまらないのだ。その2に空気が悪いことだ。時たまその運の悪い新幹線に当たることがある。その新幹線に乗ると、空気の臭さが目に見えて分かる。新幹線が走っている時、あまりの空気の悪さに四苦八苦して下車駅に着いたら、思いっきり深呼吸をしたくなる。
第二に長所を挙げてみる。その1に、車内販売でじゃかりこやバニラアイスクリームが美味しいことだ。こうしたおつまみがつまらない新幹線の旅になにかと便利なのだ。その2にスピード速いことだ。年月に喩えるとしたら、光陰矢のごとしだろう。
1964年、東京オリンピックがあった年に「こだま」「ひかり」が共にデビューしたらしい。「ひかり」の名称は公募で決まり、1位は20,000票の「ひかり」、2位は「はやぶさ」、3位は「いなずま」だったらしい。そして、「ひかり」は超特急「こだま」は特急になったのだ。その後1992年3月14日、「のぞみ」が開通した。私は新幹線家系図はずいぶん複雑だなと思った。昔の新幹線の頭はこんもりしていて頭蓋骨みたいだったが、今の新幹線はずいぶんぺっちゃりしているなと思った。まるで高層ビルが地震で崩れたようだ。
話は一転するが、私は新幹線に乗っている間ルービックキューブをしている。まだ一面しか出来ていないが。
新幹線から降りて新幹線を見送るとき、ふと思う。次世代新幹線がきて「のぞみ」はいつか消えるのではないか。でもその時はその時。頑張れよ、「のぞみ」。

   講評   inoko

 髑髏さん、こんにちは。評価を入れるのがおそくなり、ごめんなさい。
では、お約束の森リンの説明を…。
知識語彙は、むずかしい言葉や漢字を使う力を意味します。髑髏さんの文章は、同じ3年生の生徒さんとくらべると、むずかしい言葉が多いと感じます。
次に、表現語彙は、いろいろな実例や表現を書く力を意味します。これも髑髏さんは、いつもおもしろい実例をたくさん述べていますので、とてもいいですね。
さて、最後に、思考語彙です。これは、語と語をつなぐつなぎ言葉や助動詞を表します。今回の作文では、「だから」と「そして」が使われています。つなぎ言葉は、むずかしい言葉で言うと、「接続語」と言います。自分の意見を述べていくときに、この接続語によって、よりくわしく説明をしていく文章ができていきます。作文を書くときに、つなぎ言葉を少し意識して書いてみるのもいいでしょう。このそれぞれの語彙については、言葉の森新聞9月3週号にも記事がのっています。読んでみてくださいね。



次回は、進級試験です。●の課題の準備をしておきましょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)