国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たち自然の森   ゴジラ君

誰もがよく知っているお伽噺「桃太郎」は、「ある日伯父さんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」という語りだしから始まっている。年寄りが行けるような身近な所に薪採りの出来る林があり、また、家のすぐそばには洗濯のできるきれいな小川が流れているといった、この素朴な集落の光景は、日本人にとっての1つの原風景といってもよいだろう。そこで思いあたるのは、この国のもともとの集落形成が、多くの場合、扇状地から始められてきたことだ。背後に山を背負い前には平野をのぞむこの扇状地は、水はけのよい土に恵まれ、またその末端のあちこちからは、一度伏流した谷川の水の一部が再び穏やかな小川となって流れ出している。それは、日本の自然のなかでもっとも人間にやさしい部分といってよいだろう。おじいさんは山に、おばあさんは川に、という描写は、まさにこのような集落の情景を表している。こうした人間の身近にあって生活のさまざまな面で利用されるような森林を、日本人は、里山と呼んできた。その象徴が、集落を囲む里山の一角に必ずあった鎮守の森である。鎮守の森は、村人の信仰の場であると同時に、里山のなかに巧みに織り込まれた、今でいえば保存林にあたる聖域でもあった。
第一の似た例は、私の家の近くにも自然が残っている場所がある。近くにある神社と大きな公園である。散歩に行ったり、どんぐりを拾ったり、人々が集まってくる場所である。今年の夏休みは、山形の海を見た。海岸線に沈む太陽が美しく自然の偉大さに感動した。
第二の似た例は前に見た映画で、『となりのトトロ』がある。私は、この映画が大好きで何回も見た。映画にでてくる森の精霊のトトロがいる森に小さな祠があった。昔から人々が大事にしている森だということがわかる。
老子の言葉で『天長地久』というものがある。人間にとって自然とは、なくてはならないものである。

   講評   kira

 ゴジラ君、こんにちは。自然は私達の対象物ではないんだね。
● 要約/感想文
 「里山」の存在を中心にまとめることができたね。
● 前の話聞いた話
 家の近くにある神社と公園の例を挙げました。そこで、ゴジラ君は自然の移り変わりを感じているのですね。山形の海は、旅行で訪れた先の大きな自然だったのでしょうか。
 「となりのトトロ」はかわいらしい童話のようでいて、私達に自然への畏敬の念も思いおこさせてくれます。
● たとえ● ことわざの引用
 老子の言葉を引用しました。くわしい解説も入れるといいね。
● 一般化の主題(…は人間にとって…である)
 「なくてはならないもの」つまり必要な物として結論しました。ここに説得力を持たせるためには、どんなふうに必要なのかを書くことです。
 もう少し説明があるといいね。

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