創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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今日の都市生活に(感) ベッキー
私は行列は良くないと思う。理由は二つある。第一の理由は行列をしていると、じれったくてだんだんイライラしてくるからだ。ディズニーランドなどで楽しみにしていたアトラクションに行って二時間以上待たされ、その間は全くやることがなく、そのアトラクションに乗れたけれど、ものすごくイライラしたことがある。第二の理由はせっかく行列しても必ずその目的が果たせるとは限らないからだ。物を買うときに新商品などは並んでも後ろのほうだと買えないこともある。そのときはものすごくショックだ。この前お台場に友だちと行ったとき、楽しみにしていたアトラクションが四時間待ちですごく楽しみにしていたけれど人数が減る見込みもないのであきらめた。
でも、行列がないと人がいっきに入ってきて、ものすごいことになりそうだ。それが、事故を起したりする原因になりかねない。でも、トイレは別問題だ。どうしても行きたいのに行列してるとこれまでにないくらい腹が立つ。よく遊園地などのトイレである。でも、行列しないとは入れないわけだから頑張って並ぶ。フリーパスなどは行列が減るためにつくったものだろう。トイレのフリーパスもあったらいいなと思った。(笑)
講評 nara
「今回は短くなる」と宣言していたけれど、長文の要約部分がなくても500字だからまあまあだね。もう少し、具体例を増やしたり、説明を詳しく書けばすぐに1000字になりそう。電話で説明したとおり、作文の骨組みはしっかりしているから、ベッキーちゃんの考えがスパッと読み手に伝わるよ。
行列というのは、元々は「物事を順番に効率よく進める」という目的だったのだろうね。しかし、最近の行列を見ると、どうもその目的からははずれているものも多い。時には、行列があるイコール人気がある、ということをアピールするために、わざと行列を作っているのではないかと思うこともあるくらいだね。少しぐらいの行列であれば、「待つ楽しみ」もあるかもしれないけれど、度を越えた行列では、興味そのものを失いかねないな。複数の理由は気持ちを素直に出したことで、読み手も共感すると思うよ。
「でも……」というところは、「確かに、行列がないと……」と書くと主題のキーワードもきれいに入れられるね。行列があることで、うまくいく場面・公平に物事が進む場面もあるはずだ。気合と迫力と声の大きさで、行列に横入りする人がいたとしたら、混乱が生じてしまいそうだよ。その反対で、どうしてもやむをえない場合は、行列の順を入れ替える(崩す)必要が出てくることもありそうだね。
ディズニーリゾートのファストパスなどは、行列のマイナス面を改善するための具体的な方法だ。こういう題材をどんどん活かしていくと、意見も深まっていくね。トイレのファストパス? そのときに、催していなかったら必要なくなるかな。フリーパスだったらオッケーかな(笑)。
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