創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人は生まれながらに   子ヤギ

 人は生まれながらに持っている性格があり、それは、その人の経験と努力である程度変えることができる。また、人には資質というものもあるが、こちらは、その人だけの泉のようなもので、誰もがすぐれた資質を持っているのに、一生かかっても掘り当てられない人がいる。標的をかかげるにあたって、生活・人生どちらを選ぶか。人生を選ぶと、生きている意義が実感でき、自分自身の生き方だと、自信をもっていえる。これは、この地球上の一角に、自分の爪あとをつけたことになる。生活のためにいやいや働くのではなく、自分自身の資質にあった好きな職業を選ぶことが大切である。(要約)
 私がこれからチャレンジしたいことは、いろんな動物を観察して動物の行動をレポートに書いたりできるようにすることだ。私は中学校になったら、鹿児島県の黒島という島に山村留学をする予定だ。そこは、鳥がたくさんいて、雨が降った後の校庭の芝生に鳥が集まってくるそうだ。そこの校長先生は、鳥の写真をたくさん撮ったりしているらしい。私がそこの魅力に惹かれたのは、自然とともに生きたりしてみたかったし、そこに住んでいれば、鳥についてのレポートを書くことができると思ったからだ。せっかく行くのだから、毎日欠かさず記録も取ろうと思うし、写真もたくさん撮りたいと思った。そして、今まで知られていなかったことを解き明かしていきたいと思う。私の行きたい堀川高校の自然探求科の面接の時、そのようなレポートを役立てていきたいと思っている。
 母は、今漢字検定に夢中になっている。もともとは私が中学受験をしようと思い、内申書に書いてもらうために一人で始めたのだが、両親も前回から参加し、この前の検定では、母は2級、父は準2級、私は3級に合格した。そして今回また家族で受験することになり、一つ上の級を目指して、2月の検定に間に合うよう勉強を始めている。最初は、いやいやながら始めた私だったが、4回目となると、楽しくなってきて自主的に勉強するようになった。しかし、その中でも特に母が燃えている。毎日毎日時間を忘れて孤軍奮闘し、そのため夕食が遅れて困っているぐらいだ。(聞いた話)
 「すきこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、好きなことは、やれば何でもできる、ということがわかった。人は、夢中になると、一つのことを集中してやりとげられるということを知った。だから、黒島へ行っても、何事にも興味を持ち夢に向かって進んでいきたいと思う。(ことわざの引用)(一般化の主題)

   講評   yuta

 要約は工夫してうまくまとめられています。
 子ヤギさんがチャレンジしたいと思っていることは“いろんな動物を観察して動物の行動をレポートに書いたりできるようにすること”。そのために具体的に『山村留学』を計画しているんだね。これは、子ヤギさんの人生に大きなプラスになるチャレンジだね。とくに、校庭に鳥が集まってくること、校長先生が鳥の写真をたくさんとっていることが、子ヤギさんの興味にぴったり。ただ漠然と「自然」に憧れているのではなく、高校のことも視野に入れた人生設計だというところに感心しました。子ヤギさんの資質にあった生き方の第一歩だね。
 お母さんが夢中になっているのは、漢字検定。『毎日毎日時間を忘れて孤軍奮闘し、そのため夕食が遅れて困っているぐらいだ』というほほえましい一面も。夢中になれることがあるというのは、生き生きとすることですね。
 『すきこそ物の上手なれ』『人は、夢中になると、一つのことを集中してやりとげられるということを知った』。黒島は、人生の大きな転機ですね。夢が輝くようです。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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