創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   時間と積み重ね   あにせ

 何事も積み重ねが必要である。
 この言葉を昔からよく母に言われた気がする。勉強でもスポーツでも、できるようになるまで時間を必要とし、更に練習を繰り返すことも重要になる。それだけではなく、その物のよさを理解するようになるのにも時間がかかる場合がある。最初はわけがわからないようなものでも、飽きずにじっくり考え続ければ何かよさを発見できるかもしれない。つまり、物事には時間をかけ、蓄積させていくべきだ。(書き出しの工夫)(当為の主題)
 そのための方法として第一に、試行錯誤して何かを見出そうとする、そしてそれを長く続けることだ。光は時間をかけなければ見えてこない。何にでも上達するためには努力や練習が必要になる。それは部活をやっていて大いに感じることでもある。練習しなければシュートも入るようにならないし、ドリブルの技もできるようにならない。上手くなろうとして他の上手い人のプレイを見て研究したりもする。このような試行錯誤があって結果的に上達するのだ。石の上にも三年というように、じっくりと時間をかけて上達したいという気持ちを暖めることが大事だ。(複数の方法1)(ことわざの加工)
 また第二の方法として、現代の効率のよさや結果重視の社会を見直すことだ。現代社会はとても慌しいと思う。早さを競っているのだろうか、皆何かに追われて生活しているような気がする。そのため過程をあまり見ずに結果よければそれでよし、これが普通になってきてしまっている。本当にそれでよいのだろうか。一昔ほど前には尊敬する人に弟子入りして修行していた。テレビでよく芸能人が話しているのを聞く。修行するというように、長い時間をかけて成長していくことが昔は当たり前であったのだろう。現代のこの慌しい社会、もう少し落ち着いて時間を多く取ってみることも必要だ。(複数の方法2)(歴史実例)
 確かに、短時間で理解することもこの社会に生きていく中で必要かもしれない。しかし、試行錯誤することは短時間ではなく長い時間をかけることに意味がある。本当の意味で上達、よさを理解したいのなら時間をかければかけるほどいいものが生まれてくると思う。時間と蓄積されるものの量は比例していく。だから途中で飽きずに物事には時間をかけるべきだ。
 積み重ねが必要だという母の言葉を昔は流して聞いていた部分があったかもしれないが、今はしっかり受け止めようと感じた。勉強の面でも積み重ねていけるようになりたい。(笑)(当為の主題)(自作名言)(書き出しの結び)

   講評   nane

 わかりやすい書き出し。
 バスケットの例は、これからも使えるね。スポーツというのは、継続の大切さを教えてくれる。勉強もスポーツも似ているところがあり、長く続けているといつの間にかできるようになっている。この経験をこれから生かしていこう。
 効率のよい社会というのは、確かに魅力だけど、効率では計れないものもあるということを自覚することも大事。
 結びの「勉強の面でも」は、自分の問題にしっかり結びつけて書いている。
 よく考えて書いた文章。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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