創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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外国人に日本語を あいち
私は、以前夏休みを利用して、アメリカに3週間だけホームステイをしていた。以前にも、学校の中学の修学旅行でニュージーランドに行っていたので、大分余裕があった。だが、実際行ってみると日本との文化や習慣の違いで、かなり困ったこともあった。最初に会った日は、緊張して全然話すことが出来ず、ホストファミリーの人も、何回も沢山話したほうが良いと話してくれた。そんなことを経験して、少し慣れてきた。だが、ホストファミリーの人に質問をされた時に、あまり英語を使えなかったせいか、曖昧に答えてしまったり、笑顔だけで終ってしまったりすることが多く、ホストファミリーとの距離が出来てしまったように感じた。そこで、私ともう一人、一緒にステイしていた子と相談にてなるべく積極的に話すようにして、意見もはっきり言おうと決めた。最初はあまり出来なかったが、勇気を出してそれを実行した時から、だんだんと距離が縮まったように感じ、おかげでホストファミリーの全員と仲良くなることが出来た。やはり、欧米に行ったらそれなりに、そこの習慣に合わせなくてはと思った。
しかし、日本のように相手の気持ちを考えて返事をすることも大切だと思う。日本に居るから当たり前みたいになっているが、アメリカで唯一感じたことは意見をはっきり言うことが出来ない場合、少し冷たい感じがした。頑張って言おうとしているのだが、意思表示をきちんとしないと、軽く無視されることもあった。たいして不快にはならなかったが、やはり日本のように相手の立場になってあげることも大切だなとアメリカで気づかされた。
でも、アメリカもそうだが外国人のように意見を曖昧にさせないで、はっきり言うことも大切だ。例えば、織姫と彦星の話で、二人が曖昧な約束を交わしていたら、二人は確実に会えなかったかもしれない。7月7日にだけ会おうとハッキリと約束していたからこそ今もなお1年に1回会うという素敵な話になっているのではないだろうか。やはり、ハッキリと意思表示することも自分にとって大切なのである。
言葉をどう表現するかではなくて、自分がどう行動していくのかが大切なのである。例え、仕事をやるにしたってどんなに良い契約が取れたからって、それに似合った仕事をやっていかなければ意味が無いのである。日本語は今のままでいいし、外国の習慣も今のままで良いのだと思う。ただ、お互いが相手の文化や習慣を理解いていくべきだと思う。どちらかが、一方にそろえるのではなく、互いに理解しあいそれに合った行動を取れば、ただたんに欧米の真似をするだけでなく、もっといいものが自分にも日本にも影響してくると思う。
講評 nane
ホームステイの体験は、いい実例だね。このように自分だけで行動したときは得るものも多い。大学に入ってからも、このようにチャレンジする体験をたくさん作っていこう。
欧米では、意思表示をしないと無視されがちというのは、実際に経験してみないとわからないね。日本では、シャイな人というのはほほえましく受け取られることが多いけど、向こうでは単に自己主張のできない人ととられがち。環境の違いというのは大きいね。
織姫と彦星の話は、飛躍した例をうまく取り入れた。あいまいに約束していたら、会えるものも会えなくなってしまうからね。
この昔話の引用は今回で終わりだけど、こういう実例を引用する意義を再度確認しておこう。
総合化の主題の意味も再確認しておくといいよ。
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