国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   最近わが国では、あらゆる所で(感)   えとみ

 「国際化」とは一体何だろうか。わけもわからずこの言葉を合言葉のように振り回して、日本を一定の方角へ闇雲に駆り立ててしまう前に、今冷静に踏み止まって言葉の意味を問い直し、その用法を吟味し、他国との比較を試み、その上で進むべき方向を模索しても遅くはないのではなかろうか。日本人が「国際化」の必要をかくも熱心に唱えるのは、日本人自身が今なお自分を閉ざされた特殊な民族と意識し、それを克服しなければならない欠点と判断しているからだろう。私は自分らしく生きていきたい。
 どうすれば自分らしく生きていけるのか。それは自分で決めたことは貫き通すということだ。私は、進路について自分で決めた。併願する高校を決めるとき、周りの友達のほとんどが私と違う高校を選んでいた。しかし、私は自分で決めたところを受けることにした。
また、友達とご飯を食べに行った時も同じことがあった。オーダーでみんなは、同じものを注文していたのに私はひとりで違う食べ物を注文したことがあった。
 もう一つの方法は、自分のことをよく知ることだ。日本人というのは物まねが得意だ。この前の長文でも、日本は物まねが得意だということが書いてあった。しかし、欧米ばかりをまねしていていいのだろうか。イチローという有名な野球選手がいる。その人はアメリカに行って活躍している。イチローはメンバーに誘われても、シーズン中はいかないと自分の意思を貫いたそうだ。
 確かに、人と比べて自分がどういうものか考えることも大事である。しかし、自分らしく生きるためには自分を知ることが大事である。「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言がある。この名言の通りに、自分のことをよく知って自分らしく生きていくことが大切だと思う。


   講評   kirara

 日本人には、「右へならえ」の精神が強く根付いているような気がします。だから、強い力をもった欧米に近づこうとしたのでしょうね。今は、だいぶ日本独自のよさも認められているように思いますが・・・。
 <<こうせい>><<だいざい>>自分が思ったとおりに行動すること、そして自分自身のことをよく理解すること。何でもかんでもまわりに合わせてしまってはいけないですよね。ユキリンの体験実例に加え、長文実例がうまく使われています。
 <<ひょうげん>>この名言、一瞬「?」となってしまいそうですが、よく考えるととてもすばらしい名言だと思います。まずは考えること、それが大事なんですね。
 <<しゅだい>>ひとりよがりや自分勝手とは違う、ということがきちんと理解されています。いいまとめですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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