創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2356 今日2488 合計11842
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   感覚差   PINPA

神経が苛立って眠れないときがある。それは神経の疲労と肉体の疲労のバランスがとれていず、神経の疲労だけが独自に進行してしまった結果である。そのため肉体の疲労が神経の疲労と同程度になるように、少し運動をして肉体の疲労を高めようと積極的に行動することが必要だ。このように、神経と肉体は乖離して世界を体験し、別レベルの疲労を課せられているのである。
 もし今まであった文明の利器が全て消えてしまったらどうであろうか。私達は朝起きて出勤登校するまでに疲れ果ててしまうのではないか?しかし、その身体の疲労は近代テクノロジーによって解消され私達は毎日を過ごしている。これは一見非常に便利且つ合理的である。だが裏を返してみれば私達の身体的感覚と精神的感覚がまったく一致していないということではなかろうか。私達は生きるにあたって身体的感覚、精神的感覚が一致するようにするべきだ。
 第一の方法として自然的な生の体験と触れることだ。私達は先ほども述べたように文明に頼りすぎ、自然的な物との関係を築かない傾向にある。だがそうではなく、例えば近場なら自動車などを出すのではなく歩いてみたり、ゲームで戦うのではなく公園で取っ組み合いのけんかをしてみたり(笑)と行動を起こすことも大切だ。そのようにすることによって精神的満足だけではなく、身体的にも心体的にも満足感を得ることが出来る。そして感覚のレベルが一致することにもなるだろう。
 第二の方法として新しい感覚環境にも慣れることだ。イギリスの蒸気機関車から始まった産業革命。(歴史)これから世界の心体的精神的間隔のレベルはどんどん離れていった。だがそうとは言っても今更私たちの生活には欠かせられない発展した、いまだ止まることを知らない発展途中の文明を手放すことはもはや不可能である。だからこそ私達はこの新しいバランスの感覚に慣れる必要もあるのだ。不一致するこの二感覚を一致させるには、その差を埋めることはもちろん。逆転の発想として差を縮めることも一つの手段なのである。
 確かに感覚を一致するのは難しく面倒である。しかしそれを一致させることによって、人にはよって奇妙だと感じる感覚の差をなくし新たな感覚バランスをも得られるようになるだろう。文明とはただ生活を便利にするのではなく、精神的身体的感覚を同程度にすることを可能にし尚且つ人々の生活を役立てるものなのである。私達は普段生きる中で感覚を一致させ人間らしい生活送るべきなのである。

   講評   hota

 今回の、要約のあとの導入の段落がすばらしいです。「もしも文明の利器が消えてしまったら?」という、「逆転の発想」がいいですね。確かに、ごはん1つ炊くのにも、どんなに苦労しなければならないでしょう。私は道具のない家事を考えただけで……疲れました。

 第1の方法の方には、やはり具体的な「体験実例」が欲しいです。あとはいいね。最後の段落の「反対意見への理解」は、「感覚を一致させるのは難しく」としたいです。また、自作名言の最後は、「人々の生活」「に」「役立てる」かな。細かいことをいくつか指摘しました。あとは問題ないです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)