創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   異なる文化の尊重   ブルーのインコ

食事というのは、いろいろな条件に制約された文化という構造体の重要な部分である。何をいつ食べるか、それをどう食べるか、食べていけないものは何かといったことに関して、どの国の食事にも、さまざまな制限や規則が習慣として存在する。カトリック教徒は金曜日には獣肉を食べないし、イスラム教徒は豚肉を不浄なものとして決して食べないというようなことは誰でも知っている有名な事実であろう。ところが、自分の国の食物と同じものが、外国の食事の中にありながら、その食物と他の食物との関係が、自国の食事の場合と違うというと、つまり同一の食物の食事全体における価値が、文化によって異なるときに、無部下しい問題が起きるのである。<<要約>>
 ぼく学校にはイスラム教徒のオマールという子がいる。ぼくは彼と仲が良い。彼はイスラム教なので豚が食べられないため、彼は一回、ご飯にヨーグルトをかけた物を持ってきた。また、ぼくの隣に座っているスリランカ人の子はご飯を手で食べている。インターナショナルスクールに通えば、日本でも色々な文化を学べる。ぼくはよく友だちのヨンソクから、キムチ、キンパなどをよくもらう。キンパとは韓国風ののり巻きだ。
 ぼくが五歳くらいの時、ぼくは初めて韓国に行った。ぼくが韓国で印象に残ったことは、韓国人がカイコを食べることだ。道ばたの屋台では、たこ焼きが売っているのではなく、カイコの揚げたものが売っているのだ。また、なんと、韓国のセブンイレブンでは、カイコの蛹の缶詰も売っているのだ。韓国には二回行ったことがあるが、まだ、食べたことはない。韓国ではお茶碗を持ってご飯を食べてはいけない。しかし、ぼくはやってはいけないことをやってしまったのだ。すぐ、母が注意してくれたが、恥ずかしかった。マナーに厳しい母もやってしまった。やはり、いきなり文化を変えられないのだ。<前の話>>
 メキシコの山岳地帯に住んでいる人たちは、なんと、土を食べるそうだ。なぜかと言うと毒の入ったポテトを食べたときに、解毒できるようにするためだそうだ。その土は、アンデスのチーズと言われているそうだ。クリーミーで美味しいという。毒の入った果物を食べるサルも炭や土を食べて解毒するそうだ。まるで、人間もまだ、サルのような気がする。<<たとえ>>それは、サル時代からの文明なのだろう。
 ぼくはこの長文を読んで、国にはそれぞれの文化やマナーがあることがわかった。ぜひ文化や習慣の違いがあるということをお互いに理解しあって。文化や習慣を大切にしていきたいものだ。<<わかったこと>>

   講評   koni



【第一段落】 要約は、すばらしい。

【第二段落】 何人かの友達のことを例に挙げて説明したところがいいね。具体的でわかりやすい説明ができています。「インターナショナルスクールに通えば〜」の文は、とてもいい。結論になるので、この話の最後にもっていこう。
「道ばたの屋台では〜」の文もすばらしい。「AではなくてB」という形の文を書くことができましたね。韓国のセブンイレブンでも売っているという例は、おもしろい。コンビにでも売っているんだと驚くよ。読み手を説得させる実例だね。最後の文の「文化」は、「習慣」のほうがいいかな。

【第三段落】 社会実例を書いて、話を転換することができました。ここの説明も上手にできています。「アンデスのチーズとも言われている。」という説明がいいね。
 
【第四段落】 わかったこととこれからのことを書いて結ぶことができましたね。私達は、それぞれの国の文化や歴史、習慣をまず知る。そして、理解しようとすることが大切なんだね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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