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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   並ぶことの大切さ   ちび丸あん

 わたしは、行列をつくって並ぶことに賛成だ。(是非の主題)なぜなら、待った後には必ずといってよいほど嬉しいことがあるからだ。(複数の理由一)小さい子ではあるまいし何を言っているのだと思うかもしれないが、子どもには子どもの事情、大人には大人の事情がある。長い長い行列は見るだけで並ぶのをあきらめたくなるが、いざ並んでみると並んでいる時間も結構楽しい。例えばディズニーリゾート。二〇〇五年時点の年間入場者数は2476万6000人だそうだが、この数は非日常的な数であり、どこのパークよりも多いそうだ。(データ実例)そんなディズニーリゾートは家族連れがよくみられるが、小さい子を連れている家族も少なくはない。またわたしの家族のように、ある程度の乗り物はもう乗れるようになった子どももいるであろう。子どもは、夢の国でたくさん遊ぶ。しかし、子供の乗りたい放題で親は楽しんでいないのだろうか。決してそんなことはないと思う。大人だってワクワクしながら乗っていると思う。一日の中で朝一番にファストパスをとっても、もう夜の8:00台の時間に乗ることだってある。それがいやだからみんな並ぶ。たとえ230分待ちでも・・・・・・。スリル感がある乗り物や屋内の乗り物はたいてい混んでいる。100分待ち以上だ。それでもそんな時間が楽しくてあっという間に乗れる。まだかな、まだかなとワクワクするのもいいが、せっかく家族での外出なのだから家族と話しているのもいい。確かに、ずーっと立っているのは疲れる。しかしせっかくの時間を疲れた、といっているだけではもったいないと思う。もし並ばないで『どなたでも自由にお乗りください』という形式だったら、みんな押し合って、余計に混雑してしまうと思う。つまりその分時間も余計にかかるのだ。少しつらいけれど我慢したからこそのスムーズさを忘れてはならないと思う。(反対意見への理解)また、電車のラッシュ時の一気にドアに向かって動き出したら事故、あるいはケンカになってしまう。順番に並ぶことで、安全に電車に乗り込むことができる。皆さんの耳に聞こえているかは分からないが、きっと駅員や駅の放送で『整列乗車にご協力願います』と流れていると思う。みんながきちんとルールを守ることでみんなが気持ちよいホームへと変わると思う。
 並んで並んだその先にはきっと楽しいことがある、そう願い続けて、きちんとルールを守ってもらいたい。(是非の主題)だからわたしは、行列をつくって並ぶことに賛成だ。『花はだれが見ていなくても咲いている』という名言があるとおり、もし誰かがルールをも待っていなくてもあなたはルールを守ってほしい。(名言の引用)そして少しでも、気持ちよい毎日が送れればよいと思う。

   講評   nara

 ディズニーランドやおいしい料理店、バーゲンセール、電車やバスの乗り場、トイレ……いろいろなところに行列があるね。行列があるということは、そこに何がしかの意味があるということだ。その意味を肯定的にとらえると、今回のように「行列を作って並ぶことに賛成」という主題を導くことができるね。
 今回、二つめの理由がはっきり提示できていないのが残念。一つ目の理由は「……だからだ。」とわかりやすく示してある。この説明をしていくうちに、二つめの理由があいまいになって、反対意見への理解に進んでしまったようだね。内容から考えると「二つ目に、行列を作る方が、効率的で安全だからだ。」という説明ができそうだ。
 理由1:うれしいことがあるからだ。
 理由2:効率的で安全だからだ。
 反対意見への理解:確かに並んでいる間は、疲れるし我慢が必要な場面もある。しかし、行列をしないとなると……
こんなふうにするとよさそうね。
 行列のマイナス点も確かにある。しばらく並んでいても「今回はここまで」と自分の前で打ち切られることもある。行列の仕方によっては、不公平感が出る場合もある。(スーパーのレジやトイレを考えてみよう。)だけれども、行列がなくなることはないし、「フォーク並び」のような行列の進化形(?)も生まれるのだから、やはり行列のメリットは大きいのだろうね。

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