創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   昔からの言葉   おらへ

 言葉が変化したものとして代表的なものには方言がある。言葉が変化する理由は、それぞれあるけれど、多くは、言語意識が薄れてしまい、そのために誤りが定着してしまったからであると考えられる。なぜ、言語意識が薄れると、誤りが起こり定着してしまうのか。それは、言語意識が薄れることによって、語源がわからなくなり、もとの語の発音に変化を来すこともあるからである。また、以前とは、材料が違って名前に合わない言葉もある。そのような言葉の正しさの論議をする時に、語源が引き合いに出されることがある。だが、語源を議論の場に持ち出すことは、社会の進歩の激しく複雑な今の時代に合わない。しかしながら、今よりも社会が進歩して、名前を一々変えることも大変である。そのため、わたしは、実態に合わせてかえていくべきではないと思う。
 その理由の第一に、日本の文化に根付いて、慣れ親しんだ言葉に愛着があるからだ。皆、赤ん坊の頃から、ある一定の年頃になるまで「赤ちゃん言葉」を使うことがある。すなわち、赤ん坊の時に親ないしは祖父母が言っていた言葉を子供の言い方にかえて言っていたことばは正しい言葉を習うまで、愛着を持って、言っていることがあるということである。また、昔からあって愛着のある「床屋」は、最近、「理髪店」に変わり始めている。
 第二の理由として、頻繁に言葉を変えると、混乱してしまうからだ、例えば、ある日から、「つり革」が、「つりビニール」や「つりゴム」になったらこまる。「八百屋」は、「野菜店」になる。また、「洗濯する」の中にも、水ですすぐだけや洗剤を入れて水洗いするなどがある。逆に、水を使わずに洗うこともあり、それを「ドライクリーニング」という。また、近年出来て、発展してきたコンピューターの用語から用いられる、「メガ」や「ギガ」という言葉もある。これは、外来語の定着度調査における理解度のデータである(ただし、単位パーセント)
バックアップ(70.6)/ミスマッチ(69.1)/オンライン(63.4)/ビジョン(61.6)/マネジメント(60.0)/マルチメディア(59.3)/シミュレーション(58.3)/マーケティング(58.1)/リアルタイム(58.0)/コミュニティー(57.7)/パートナーシップ(55.0)/トレンド(53.0)/ライブラリー(50.0)/ワークショップ(48.9)/ダンピング(48.8)/ベンチャー(47.5)/オブザーバー(46.8)/フォーラム(46.8)/データベース(45.6)/グローバル(41.3)/コンセプト(40.2)/バーチャル(38.9)/コミュニケ(36.6)/セクター(35.0)/ボーダーレス(32.5)/マクロ(32.4)/スクーリング(32.4)/セーフティーネット(30.9)/モニタリング(28.9)/コア(24.7)/ログイン(23.4)/アイデンティティー(23.1)/ポテンシャル(21.1)/グローバリゼーション(19.3)/タスク(19.0)/インフラ(18.9)/ケーススタディー(18.1)/コラボレーション(18.0)/グランドデザイン(14.3)/フレームワーク(14.0)/イノベーション(13.6)/キャッチアップ(13.6)/ノーマライゼーション(12.2)/サマリー(11.6)/モラルハザード(10.5)/インセンティブ(10.4)などがある。
しかし、一度に、このような沢山の外来語や新しい言葉が作られても困る。また、以上の外来語も、長い月日が経過して、定着したものが多い。そのため、外来語や新しい言葉はその時代の風潮に従う。そして、古くから存在している言葉の面影を大切に残していくべきだと思う。
 確かに、実態と言葉が一致しているほうが、分かりやすい場合もある。しかし「自分の心のうちにもっていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、たとえ方言であろうと、自分達が長い間使い、慣れ親しんできた言葉を使う方が、実感が湧いて、忘れないのではないかと思う。

   講評   jun

 二つの理由はバランスよく書くのが理想です。二つ目の理由の中に使われているデータは、代表的なものをいくつか挙げるだけでよいと思います。
 結びはうまくまとめました。
                             

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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