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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   苦痛でない勉強   サニー

 僕が、勉強の中であまり苦痛に感じないもののひとつは、化学実験だ。学校の理科の授業も、たぶん誰でもそうだと思うが、書き取りばかりよりも、観察や実験を体感していたほうがとても楽しい。僕の兄も、科学的なことに関心があって、兄と二人で、家にある化学実験セットを使って、たまに実験することがある。でも、化学物質を扱う場合は、なにがあるかわからないので、親がいないといけないし、兄も、受験生で最近は実験をしている時間があまりない。以前やった実験は、塩の結晶を作ったり、小さな水素爆発をおこしたり、サインペンの色の分解をして色素を調べたり、硫酸第二鉄の結晶を取り出したり、水酸化ナトリウムをつくってみたりした。実験中は、僕たちにとってはとても興味深いことをしているので、まるで十分が一分に感じられるほどに時が早く感じられる。ただ難点は、実験中はいつも兄が教授で僕が助手みたいな風になっていて、僕がやりたいと言っても、
「いかん。待っとれ。」
と言って、いつも僕を後回しにすることだ。僕は、
「平等にやらせてほしい。」
と言いたい。
 4年生まで、学校の授業で僕が嫌いだったのは作文だった。作文が苦手だったから「言葉の森」を始めたのだが、最初は2、3行書くのがやっとで、本当に手が動かなかった。今ではおかげさまで、多少得意になって、作文もあまり苦にならなくなってきた。それに、作文は受験だけでなく、社会に出たときにもとても役立つので、これからも継続していきたいと思う。
 他に僕が好きなことは、多分、折り紙だ。多分というのは、特に好きだと意識したことがないからだ。ただ、気まぐれで暇つぶしに、折り紙で正二十四面体や四十二面体などの立体を作ったりしている。また、自分で鳥や人形、戦闘機などの折り方を発明したりもしている。チョコの包み紙などで鶴を折ったり、外食のときの箸入れで独楽を作ったりもする。折り紙は、誰に言われたわけでもなく、いつの間にか、紙があれば、いつも無意識に手が動き出していることなので、苦になったことはない。僕は、誰に似たか知らないが、手先が器用だと人からよく言われるし、母は、何気なく折り紙を折っている僕を見て、
「あなた結局折り紙が好きなんだって。」
と言う。そう言われると、たぶん僕は折り紙が好きなのだろうが、あまり実感しない。
 学問とは、人間にとって、嫌々やることではなく、無意識にしていて、気付きにくいものである。「学問に近道なし」ということわざがあるように、勉学はこつこつと知識を増やしていくものである。僕は、これからもっと自分の好きなことをしようと思う。

   講評   komiko

サニーくん、こんにちは! 清書にすぐに取り組んでくれたのですね。流石です!

 大事なポイントでぬけていたところは、ほとんどありませんでした。直すといいよ、とお話した細かい表現をよくすることができましたね。

この一年、サニーくんらしい楽しい作文を読むことができて、先生はうれしかったです。よくがんばっていますね。来年もまた自分らしさがぐっと表れた素敵な作文を書いていきましょうね。
 次の電話は、1/4(金)です。ご旅行の予定が入るかも、とのことでしたが、そのときは事務局に御連絡ください。課題は「除夜の鐘」「お正月」「私の宝物」です。書くことを見つけて、1月1週分の長文も音読して読みこなしておいてください。 では、よいお年をお迎え下さい。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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