国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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歯医者は嫌い! ロッキー
「再来週の水曜日が来ませんように・・・。」
なぜかというと、また、歯医者に行って歯を抜くからです。
今日は右の上の歯を一本抜きました。矯正治療の為、乳歯が邪魔だそうです。
『かわいそうな乳歯、しかもその乳歯には虫歯の小さな穴があいていました。』
歯を抜く前は麻酔をします。しかし私は注射が大
嫌いです。思わず手で口をふさいでしまいました。
先生は、
「じゃあ、やめよう。」
と言いました。
私は心の中で母の言葉を思い出しました。
『もしこの歯医者さんで歯を抜かなかったら、〇〇小児歯科に連れて行くよ。』
〇〇小児歯科は私がどんなに泣いても絶対に最後まで治療をやめません。まるで地獄のようです。あそこだけには行きたくありません。仕方なく私は歯を抜くことにしました。
母は
「今日の歯医者さんは日本で一番上手だよ。」
と言いますが、私はそう思いません。
母だって私くらいの頃は歯医者が大嫌いで、いつも私のように泣いていたそうです。私の歯医者嫌いは母に似たのだと思います。でも母の歯並びはとてもきれいです。歯並びは父に似てしまいました。
私はやっぱり歯医者に行きたくありません。だから今から次に抜く歯が自然に抜けるように、一生懸命揺らしています。
講評 ita
こんにちは、ロッキーちゃん。本当に面白い作文が書けたね。あまりにも面白くて先生は一人でうふふ、とわらってしまいました。歯医者さんがきらいなロッキーちゃんのことがたっぷり書けていたからです。新しい項目(こうもく)をたくさん教えた1.2週でしたがどれもしっかり書けていました。すばらしい〜!
【書き出しの工夫】
ロッキーちゃんの心の中を上手にかぎかっこで表すことができました。
【たとえ】
うまい! 「地獄のようです」という言葉からロッキーちゃんがどれだけこわがっているのかが分かります。
【前の話・聞いた話・調べた話】
第三段落にこれを書くことで長く書けるようになります。今回はお母さんから聞いた話がしっかり書けているね。それだけでなくロッキーちゃんが思ったことまで書けていてすばらしい!
【心の中で思ったこと】
たくさん書けましたね。心の中がのぞけるから作文って面白いのだと先生は思います。これからもたっぷり教えてね。
★ 来週は「動作・情景の結び」を教えるよ。お楽しみに。
★ 項目表の●の言葉が使えたら記号を入れてみましょう。忘れずに使ったよ、というしるしです。
(例)まるで〜のように → <<ひょうげん>>(漢字で書いてね)
前の話・聞いた話 → <<だいざい>>(漢字で)
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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