国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2259 今日1885 合計6757
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   そっ啄の機   マリリン

 得がたい好機の意味で使われるそっ啄の機と言う言葉がある。早すぎず遅すぎず、まさにこのときというタイミングがそっ啄の機である。これには運ということもある。勉強したことを機会あるごとに復習していると、知識がおのずから本物になってみにつく。学んでときにこれを使う、そっ啄の機はいつやってくるかしれない、折にふれて立ち返ってみる必要がある、と教えているのであろうか。(要約)
 私はクリスマスイブのとき、毎回サンタさんに手紙を書いている。でも、ほしいものはあえて書かないようにしている。だけど、もし、次の日朝起きて、ほしいものがなかったら・・・と思うと、心配になるがとりあえず寝る。すると、次の日起きると、私のほしかったものがちゃんと机の上においてあるのだ。父にも母にも言っていないのに。しかも、毎回二つおいてあるが、必ず私がほしいものベスト三にはいっているものが二つおいてあるのだ。まるでサンタさんは超能力でももっているのか、とも思ったぐらいだ。(たとえ)それが私にとってのそっ啄の機だ。
 毎年私の家にはお正月前に富山のおばあちゃんのところから新巻鮭がおくられてくる。おいしいんだけど、焼き加減がむずかしい。火を通しすぎるとかたくなってまずくなる。逆に、ちゃんと火が通ってないと、生っぽくなって、おいしくなくなる。そこらへんの加減がむずかしいのだ。私のお母さんは、前、新巻鮭がおくられてきて、まずは焼いてみた。焼きすぎるとまずくなると思って、ちょっと焼いたらだした。そしたら、すごく生っぽくて、生臭くって・・・とにかくまずそうだった。だから、お母さんはもう少し!と思って焼いた。家族みんな、早く!!と思っていたが、一番美味しい状態であらまきざけをたべたかったので、がまんして、まっていた。お母さんが
「ここだ!いまだすよ!!」
といったので、ぱっとだしてみると、黒くなってこげていて、しかも身がすごくかたかった。家族みんなでため息をつきながらたべた。おかあさんはあやまったが・・・家族みんなだれも返事をしなかった。おかあさんはみごとにそっ啄の機を見逃したのである。(聞いた話)
 私はあんまりタイミングはずれていても、やることなどが大きかったら平気と思っていた。タイミングは大事だけど、そこまで大事ではないと。でも物事を上手く運ぶためにはタイミングが一番大切なんだということがわかりました。(わかったこと)

   講評   kira

 まりりんちゃん、こんにちは。抜群のタイミングというものは、とつぜん舞い込んでくるものではなく、自分からつかみとるもののようです。
 ふだんから準備がされていてこそ、タイミングがつかめるね。サンタさんの超能力は、子どもに愛情をもって見つめ続ける力でしょうね。だからいちばんほしいものが分かるのでしょう。
 新巻鮭の焼加減をつかむことは難しいのですね。先生は、一本の鮭を切り身にする時点で、もう失敗してしまいます。きれいに切れません。料理はまさにタイミングの味ですね。経験が力になりそうです。
 タイミングの大切さを再確認できましたね。そしてタイミングをつかむための、ふだんの努力を続けたいね。




毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)