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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   外来種を見つめて      外来種を見つめて                          髑髏

  外来種を見つめて                             髑髏   
このガは日本の環境にうまくあったのか、たちまち増え始めました。私たちの目にいかにも大きな害を与えそうに見える昆虫も、自然の中ではたいした存在ではないのです。このことから考えさせられることは、「トリやクモの住めない世界ほど恐ろしい」ということです。私がこの話を読んで思ったことは、アメリカシロヒトリからまるでパズルのように生態系が出来るんだなということです。樹の葉はアメリカシロヒトリに食べられ、アメリカシロヒトリはクモに食べられ、クモはトリに食べられるという具合に。それに、アメリカシロヒトリの数によってこの一角に住むクモやトリの数が分かるので、ある面では1流昆虫だなとも思いました。
前に、私たちの学校でモンシロチョウを育てたことがあります。そのモンシロチョウの食欲といったらもう呆れるもの。大食い女王・ギャル曽根だって「参りました」というはずです。しかも食べた葉っぱは最後まで完食する分けでもないし、そのうち臭くなるのです。それと比べてアメリカシロヒトリはどうでしょうか。モンシロチョウと同じく大食いですが、食べた葉っぱは丸坊主にするほど綺麗に食べるし、特別、樹に影響を与えるわけでもないし、、日本中の樹の葉を食べつくすほど大発生は起こらないし・・・。つまり、私の視点から見ればアメリカシロヒトリはもう最高の虫なのです。(もちろんアメリカシロヒトリの美点だけをみればですよ。)   
アメリカシロヒトリのことを帰化生物といいます。帰化生物には、セイヨウタンポポ、アメリカザリガニ、シマリス、アライグマ、ブラックバス、シロツメクサ、マングース、モウチクソウなど様々です。シロツメクサの場合は、江戸時代にオランダからガラス器を輸入した際、ガラス器を入れていた箱にシロツメクサの種子が敷き詰めてあり、その種子が偶然的に零れ落ちて日本全域に広がったといわれていますが、この場合でもシロツメクサは外来種なのです。また外来種には日本の希少動物の生態系に被害を及ぼすことがあります。マングースなどがそうです。マングースはハブ駆除のため、沖縄島、奄美島に放されましたが、ヤンバルクイナ、アマミノクロウサギに深刻な被害をあたえてしまったのです。
外来種を発見した場合は、その外来種の欠点に対処しながらお互いお互い受け入れることが大事だと思いました。

   講評   inoko

 髑髏さん、こんにちは。
外来種が入ってくると、生態系がくずれ、もともと生息していた生き物に影響を与えるという話は、よく聞いたことがあると思います。ミドリガメもあめりかザリガニも外来種。外来種は繁殖力と生命力が強いので、あっという間に地位が逆転してしまうのですね。アメリカシロヒトリは、私が子どものころ、日本中で話題になっていました。今でも、スカスカになってしまった葉っぱを思い出しますよ。
☆ 調べたことをたくさん作文に取り入れることができています。外来種の影響力には、本当に驚かされますね。




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