創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   われわれ自身は必ずしも意識して   ゼニガメ兵

 わずかな一粒の種から一万個以上もの実をつけたトマトの巨木がある。遺伝子組み換えなどの新しい技術により、このようなトマトは、一本の根幹から何千もの枝が分かれて、トマトの実を結ぶ。最も多いときで、一万個以上が実るということから確かにすごい。一方、科学用語のひとつに、「最適規模・最適値」という言葉がある。ある環境の中の最適な数や量のことで、自然界は、非常にうまくこの最適規模を守っている。たとえば、動物は、置かれた環境の中で増え過ぎると、その後、逆に減っていく。食べ物が足りなくなったり、ストレスがたまり過ぎたりして、集団としての維持が不可能になっていくのだ。自然界の生物は、みなそれぞれに最適値を持っている。日本には「つまらん物ですが…」という言い方がある。謙虚なことはいいことだが、もっと自分に自信を持った生き方をしていきたい。
 方法その一、失敗や批判を恐れないことだ。謙虚さの背後には、批判を恐れる気持ちがある。何事に対しても、僕は「…みんな終わった。疲れたなぁ…。」と何度か言えるようにして生き方をしたい。<複数の方法Ⅰ>
 方法その二、積極的に海外の人と交流する中で、日本文化の狭い枠にとらわれない考え方などを身につけていくことだ。電気によれば、「学問のすゝめ」で有名な福沢諭吉は、学校の中での生徒の先生に対する形式ばったあいさつを省略するなど、合理的な考えを身につけていた。これも書物を通して外国の物の見方に触れたからだろう。<複数の方法Ⅱ>
 確かに、それぞれの文化の個性を守ることは大事だ。しかし、それが無自覚に行われているのであってはならない。『自分で考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおり考えるようになってしまう。』という言葉がある。日本の文化の中で生きていると、自然に日本的な考えが当たり前になってしまうと思う。もっと大きな視野で自分を見直す事は必要だ。僕としては、できれば日本はともかく、世界を視野できればいいなと思う。

   講評   iyu


 「スミマセン」というような言葉を使って暮らしていると、だんだん、周りの人に迷惑をかけないように謙虚に控えめに生きていくのが美徳だという日本的な価値観を知らず知らずに身につけていくのかもしれませんね。
<生きかたの主題>自信をもった生き方をしたいと主張できました。
<方法一、二>的確にとらえていますね。失敗を恐れるあまり、謙虚さをだしてしまう傾向にあるとうまく表現できました。
<名言の引用>ぴったりな引用ができました。
<書き出しの結び>『世界を視野において自信を持った生き方をしたい』と結べるといいですね。


何度か言えるようにして生き方をしたい。ー 何度か言えるようにして生きたい。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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