創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2566 今日2314 合計4880
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自然に対して謙虚でいよう   MIZU

今年の夏は暑かった。特に、その時私は首都圏にいたのだが、ビル街の暑さと言ったら、たとえようがないほどだった。人間が森を切り開き、ビルを作ったからこんなに熱いのだろうと思った。
私は、自然に対して謙虚な生き方をしたい。
そのための方法として、まず自然というものを良く理解することだ。
川内村には田畑がたくさんある。秋には、一面きつね色になる。4月から11月頃まで、畑では野菜を作っている。しかし、川内村では、平日町へ働きに行き、週末だけ農業をする、兼業農家が多い。そのためか、良く畑に放置され、腐っていく野菜を見かける。これは、兼業農家の畑に多く起きる。理由は簡単だ。農業だけの農家は、
「もうすぐ霜が降りるなぁ。よし、収穫だ。」
兼業農家は、
「霜が降りるかもしれないけれども、まあ次の週末でもいいや。」
このようにして、野菜が霜にあたり、凍り付いてどろどろになったものに、カビがついてくさる。もう人の力ではどうにもならない。
農業だけの専業農家は、比較的よく自然について知っているため、右のようなことができるほか、農薬をいつまくべきかもよく知っている。
第二の方法として、自然にはむかわないことだ。
昔、中国に禹という人がいた。この人の父親は治水工事の責任者で、工事をしていた。が、この父親は結局工事には失敗してしまった。今で言うダムを作ったが、すぐに決壊してしまい、かえって被害を大きくしてしまった。そこで、この禹が治水工事を始めた。禹は、従来とは違った方法で治水をなし遂げたようだ。それは、数多くの川と池を作ったことだ。こうすれば、降水量が多くなっても、各部が少しだけあがるだけですむ。被害も小さい。
この禹のえらいところは、自然にはむかうのではなく、自然の力を利用して治水工事を成功させた点だ。自然に対してはむかったところで、治水はできないことを理解していたのだと私は思う。
確かに、人間が自然を管理することも、場合によっては大切だ。しかし、「私たちの幸福がほかの人々の不幸によって支えられているのであってはいけない。」という名言があるように、私たちがもっと自然に対して謙虚でなくてはならないと思う。だから、もっと自然に対して、謙虚でいるような生き方を私はしたい。

   講評   mae

 今月も頑張って清書しました。来月も頑張りましょうね(^o^)。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)