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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   個性と常識   ナポレオン

 一流のホテルの、いかにも「一流でござい」というロビーに、たいていこうした男女の一群がたむろしているのに、ロビーを利用する客にランクの最上位にある「待ち合わせ場所」としてふさわしい体験をしてもらうためでもあるし、これには学習効果もある。ボーイが彼らを注意することによって、「周囲の客」は何が禁止かを学ぶことを期待している。つまり、ホテルのロビーにいる「田舎者」と「都会人」と思えるものは、双方ともホテルの「雇われ」なのだ。
 確かに、その場に応じた振る舞いは大切だ。例えば結婚式に黒いネクタイしていく人はいないし、お葬式に真っ赤や蛍光色のシャツを着ていく人もいない。それは、その式は何のために誰のためにあるかを考えているからであって、個性を出したいなどという理由で、場違いの服を着ていくと、ほかの参加者から白い目で見られてしまう。そのうえ、その場の雰囲気を乱してしまう。だから、その場に応じた振る舞いは大切だ。
 しかし、自分らしさも大切だ。豊臣秀吉は、最初はごく普通の子供だったが、成長して、織田信長の家来となった。その後、秀吉は信長の靴を自分の懐に入れて温めたり、知恵を働かせた戦法で、手柄をたてていき、秀吉はどんどん昇格していった。それは、ほかの人とは違い、自分らしさを出した行動が信長の目についたからだ。だが、信長の靴を自分の懐に入れるのは、危険な行動だ。もし信長が自分の靴を秀吉に盗まれた、と思われたら、秀吉は首になってしまう。もしかしたら殺されてしまっていたかもしれない。けれども秀吉はそれを承知でこの行動に出たのだろう。だから自分らしさは大切だ。
 確かに、その場に応じた振る舞いも、自分らしさも、どちらも大切だ。しかし、周囲の人に対する思いやりがあるかどうかが大切だ。「家とは、外から見るためのものではなく、中に住むためのものである」という名言のように、中に住む人のことを考えるべきだ。それと同じように、その場にいる人たちのことを考えるべきだ。

   講評   onopi

 最後をうまくまとめられましたね。第二段落もつけ加えられています。うまくまとまっている意見文だと思います。 
    


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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