低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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今世界を平和にする前に コムリンⅡ
戦争の悲惨さを後世に語り継ぎ、反省することはたいせつだ。なぜなら、反省することによって、悪いことが改善され、良くなるからだ。例えば、けんか。けんかした後「人にこういうことをするとけんかになるのか」と反省することでけんかした人とまた仲良くなれる。僕はこんな体験がある。学校のテストで一問間違えた。それは、その単元の解き方がまったく違っていたからであった。僕はその間違いを反省し、中間テストではその類の問題が正解だった。
しかし、戦争を未然に防ぐ方法を考え、対策を立てることも大切だ。なぜなら、反省するという頭の中で考えるだけでなく、実行に移されなければならないからだ。例えば、けんか。「この人にこんなことをするとけんかになるだろう」とけんかを未然に防ぐことも大切だ。また、例えば、食品偽装。これは、食品の賞味期限、製造日、原料を偽り、販売したという事件だが、昨年は牛肉の食品偽装に始まり、かなりの数の食品偽装が発覚した。この事件も「この食品の製造日を偽装したから、事件になったのだ」と反省するよりも前に「この食品の製造日を偽装すれば事件になるからやめよう」と食品偽装を未然に防ぐべきだったと思う。このことを食品偽装をした各社が考えていれば、消費者が食品に対し、不安を抱くこともなかっただろう。昨年を象徴する漢字が「偽」という漢字になったことはとても残念である。
確かに、過去の戦争を反省することも戦争を未然に防ぐための対策を考え、立てることもどちらも大切だ。しかし、一番大切なのは「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ」という名言もあるように、今の世の中を平和にしたいという気持ちを持ち続けることである。僕は、この世の中を平和にするためには、まず平和に慣れきってる日本人の心を変えるべきだと思う。今、自分が当たり前のように生きている日本は平和なのだということを再認識しなければ平和について考えられないと思うからだ。その次に紛争などが起きている国と平和な日本とを比べ、その国の人々の立場になって考えてみる。そのとき、初めて平和の大切さを知り、自ら世の中を平和にしようと思うのではないだろうか。
講評 mae
今月も頑張って清書しました。来月も頑張りましょうね(^o^)。
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