国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2346 今日1798 合計51708
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   本質的な問題に   おめか

たとえ小さなことでも、自分がどういう立場にいるかということを、早くから家庭の躾や親の愛情で、それをそれを感じさせるということも可能だと思います。小さな家庭生活や、子供社会の体験から、本能的なわがままな感情と、一方では、経験的にどうすればいいかという、理性というものが、小さいときから生まれてくるのです。子供が本能や感情で動くときに、早くから、親がきちんと、教育面で、子供の時間というものを躾として教えるわけです。親は本当の愛情とは何ぞやということを自覚する必要があります。親対子の愛情は古典的、本能的なものですから、経済的に貧しくても、暖かい家族的な愛情のある家というのは幸福です。そこからいい人間性が育ちます。ちゃんとした人物が出てくるのではないでしょうか。子供の成長には家庭での愛情のある躾が大切だ。
 その理由は第一に、子供は親からの愛情ある根気強い躾によって善悪を判断する力を身につけるからだ。私は今でも、食事中に皿に手を添えないで食べていると、母にすごく叱られる。叱られると私は嫌な顔をするが、それでもそれが、本当にいけないことであるということが分かる。だから、子供は親からの愛情ある根気強い躾によって善悪を判断する力を身につける。
 第二の理由は、親からの愛情を受けなかった子供は、他人にも愛情を与えることができないからだ。前にテレビで、虐待を受けた親が自分の子供を虐待しているというのをやっていて、やはり虐待されていたから、虐待してしまうだと思った。もしその親が虐待などされていないで、愛情を受けて育っていたら、子供を虐待することなどなかっただろう。だから、親からの愛情を受けなかった子供は、他人にも愛情を与えることができない。
 確かに、子供にはそれぞれ生まれながらに持っている素質というものもあるだろう。しかし、「ロバが度に出たところで、馬になって帰ってくるわけではない。」という名言もあるように、親の愛情ある躾がなければ子供は立派な成長を遂げることはできない。だから、子供の成長には家庭での愛情のある躾が大切なのだ。

   講評   mako

 項目に注意してしっかり書けましたね。
 字数を伸ばすために実例をふくらませる練習をしていくといいね。自分の考えや思ったことを書くのはもちろんですが、聞いた話や知っていることをうまく入れるようにするといいです。
 食事中、お母さんに叱られるといやな思いをするけれど、自分のしていたことが本当にいけないことだと分かったのはどうしてですか? 何度も叱られたからですか? いけないことだと分かったきっかけが何かなかったでしょうか?
 「かっこわるいよ」とか「お行儀悪いよ」「はずかしいよ」などと注意されることがあるけれど、無意識にやっている本人は気づかないことが多い。それがほかの人のしぐさだとすぐ目についたりしてはっと思うことがあります。
 おめかさんにいやな顔をされても言い続けるお母さんの気持ちを想像してみましょう。自分が友だちに何か注意しなければいけないようなときのことを考えてみてもいいね。
 虐待は代々連鎖するという話はよく聞きます。残念ながら実証されている面もあるようですが、最近では親ぐるみで治療し、改善の道に努めている人たちもいます。人にとって、愛情がどれほど大事なものかを思い知らされる事例ですね。
 愛情は、人がはじめから自然の本能として持っているものだけではなく、人とのあたたかいふれあいを通してはじめて育つところがあるようです。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)