低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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本質的な問題に(感) ベッキー
私は家族関係は大事にした方がいいと思う。理由は二つある。一つ目の理由は、家族関係を大事にしている家族はいつもみんなで仲良くしているし、いつも楽しそうだからだ。二つ目の理由は、関わりが最も多い人間同士だから、仲良くしていかないと助け合えないし生きていけないと思う。温かい家庭と言えば、起きたときは『おはよう』、どこかへ行くときは『行ってらっしゃい』『行ってきます』、帰ってきたときは『お帰り』『ただいま』、寝る時は『おやすみなさい』など、必ずところどころであいさつを交わす。他には、食事を一緒に楽しく話しながらしたり、テレビを楽しく見たりといろいろな例がある。
冷たい家族は、ご飯を食べる時も個人で、大事なこと以外は何も話さず、テレビだって一人で寂しく見る。あいさつだって全く交わさない。こんな家庭は聞いたこと無いが、家族とけんかした直後はこんな暗い感じになる。私の家庭も何度もなったことがある。それは、非常につまらないことだと思う。やっぱり関わっていく人間の中で一番関わりが多いのは家族だからだ。
親子の関係も大事にした方がいいと思う。子供は親に大変な思いをさせ、育ててもらうのだし、感謝をしなければならない。そして、その子供は成人したら今まで育ててくれた親に恩返しをしたほうがいいと思う。たまにはけんかもするけれど、なるべく親子関係を大切にしようと思った。
講評 nara
家庭科の授業で「家族とは一番小さくて身近な社会集団である」と習ったことがあるよ。家族だから、赤の他人ではないけれど、性別・年令・置かれている状況が異なる人間が、同じ空間の中でうまく過ごしていくにはどうしたらいいか。そこでしっかり学んだことが、家族以外の社会においても、重要になってくるのだろうね。
作文に使った「あいさつ」というのはいい題材だと思うよ。他者と気持ちよく向き合うには、相手に対する敵意がないことをきちんと示さなければならない。あいさつはその方法の一つだね。家庭の中で「こうするとみんなの笑顔が増える」「これをやると冷たい空気が漂う」ということを体得していくことは、家族以外の人と過ごすときにも応用できそうだな。
反対意見への理解としては、「子どもを育てるのは、家族だけに限ったことではないという意見もあるだろう。学校や地域社会も子どもを育てる役割を持っている。しかし、一番基本となるのは、やはり家庭だ。」というようにしてはどうだろう。
データ実例として「育児や家事に費やす時間」などは使えないかな。日本の場合、どうしても母親中心の育児・家事になりやすい。そのよしあしを題材に使えそうだよ。
名言は「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」を使ってみよう。なかよし家族・いい家族という見かけを取り繕うことよりも、本当に家族・家庭として大切なことは何なのかを考えていこう……というふうに引用できそうだね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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