創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   個性的な人   かいえ

最近ではアイデンティティが不定している。個人としての自立の姿勢がない。そして大人になったことで自分のアイデンティティが確立されるわけではない。その確立するということは、自分はなんなのか、何をするべきなのかということを承知していることだ。いくら二十歳を過ぎて、大人の仲間入りと言われても自分を持っていないと正確に大人になったとはいえない。しっかりと自分の意思をもつことで大人へと成長できる。人々は自分のアイデンティティを保持して生きるべきだ。

一つ目の方法はたくさんの知識を学ぶことだと思う。例えばマナー。誰もが知っているようなことに対して無知では大人と言える前に人としてどうかと思うこともある。昔では電車の中で携帯電話をつかったり、化粧をしたりはありえないことだったが、最近ではそれが普通と思っている人もいる。私は去年一時帰国したときに久しぶりに電車に乗ったが、マナーを知らない人が年々増えていることに驚いた。大音量で音楽を聴いたり、おばあさんが立っているのに席を譲らなかったり。私はそのような光景をみてこの人たちは恥ずかしくないのかなと何度も思った。

二つ目の方法は社会が何かをするべきだ。もっと自分を発揮させられるようなところにするべきだ。今の社会は一人だけ違うことをやっていたりすると目立つ。そうすると個性というものが他と一緒に隠れてしまう。そして教育ももっと熱を入れるべきだと思う。早くから個人の伸びるところを見つけて伸ばせばアイデンティティをしっかりともてるようになると思う。ヘレンケラーは親から甘やかされ、ただわがままになにも知らないで生きていたが、サリバン先生のおかげで知るということを学びそれをきっかけに自分を見つけることができた。

確かに自由気ままに生きていくこともいいのかもしれない。しかしまともな大人になるためには家族や仲間から自立して自分を確立することが大切だ。「自分が考えるとおりに生きなければいけない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるが、まさにそのとおりで、自分がやりたいことを実行しなければ周りと同じになってしまって自己認識を失ってしまう。だから私は自分の個性を見出し自分というものを持ちながら生きていきたい。

   講評   ogi



 アイデンティティを持って、個性的に生きるための方法をきちんと見つけることができました。
<第一の方法> 近頃はマナーを守らない人が、若い人に限らず、本当に増えていますね。マナーを守らない人は、なぜ守らない(守れない)のかを考えてみましょう。「自分のことしか考えていないから」「社会や教育の場で徹底して教えないから」「道徳観念が減ってきているから」などが考えられますね。
<第二の方法> 『社会が何かをするべきだ』の「何か」について、1点にしぼって論じてみるとわかりやすくなりますよ。例えば教育にしぼって考えてみましょう。「一人だけ目立つ生徒を排除するのではなく、奨励するような教室づくりを教師が率先して行うべきだ」など、より具体的な意見が上げられると思います。



★できるだけ体言止めをせずに、〜である。〜だ。で文を終えましょう。(例えばマナー。→例えばマナーである。)

★伝記実例のキーワード(伝記 題材 のどちらかひとつ を入れましょう。
 *題材と入れるときは<< >>(全角のより小さいとより大きいを二重にして)の中に題材という言葉を入れてください。そうすると、ウェブ上ではのように表示されます。他の構成、表現、主題なども同様にするとそれぞれのマークに変換されますよ。試してみてね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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