創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然とは?   背番号1

私の家は自動車がやっと通れるぐらいの路地に面している。三年前まではその路地は、さまざまな人や動物の散歩道として利用されていた。都内にはめずらしくほそうされていず、道ばたには草が生えていた。となり近所には古い家が多くて、敷地からはみ出した樹木の茂みが路上に日かげをつくった。 それだけの道である。長さにして一〇〇メートル、石段を経て下の大きな道に出る。犬は大喜びで所々で地面に鼻をつけ、最後に足をあげて自分である印を残していった。ネコも走りぬけた。一度だけだがへびもはいだしてきた。私の娘たちは大学生になった今もなつかしげにこの道のことを話すが、実際近所の子供たちのたまり場でもあった。<要約>
 僕は、野球をやっている。今は、まだ六年だが中学の野球チームの新一年として入団した。それまではずっと少年野球。少年野球では、主に投手と外野を守っていた。野球のグランドは、外野は、芝。内野は、土。この緑と茶色は、飽きるほど眺めている。しかしその二色の中にいると凄く落ち着くのだ。まるで僕の庭のようにおちつくのだ。僕の庭は、寝てみると何の試合も行われていないのに声が聞こえる。バットでボールを打った音がする。スパイクで走る音。それぞれが共鳴して聞こえる。
 前、土手を歩いていたら一つ気付いたことがある。草の香りがしてきたのだ。懐かしい香りがしてきたのだ。落ち着いて疲れが取れるのだ。自然は人の心を癒してくれる。そんな自然は今失われつつある。そんな自然を取り戻すために今人類が一人一人環境に興味を持ちそして今の悪い環境を改善していきいつか地球が環境にいい星になり人々が落ち着くような草の香りをあふれさせて安心できるようにしたい。<前の話>
 自然とは、時に災害を起こしたり時に良いことをしてくれたりと自然の構造は全く分からない。だからこそ自然なのだ。構造が分かってしまったら自然ではなくなってしまう。恐ろしい面もありありがたい面もある。人間にとって自然とは、予測不可能な自然と上手くやりくりしていくべきである。自然。いつかどんな災害を齎せたり何が降ってくるか分からない。しかしそれが人間にとってありがたいものだったらいいと思う。

   講評   yuta

 4段落のいい流れで書けました(^^)v
◆今回は要約しにくい長文でしたね。300字以内でうまくまとめられました。
◆野球では、一足早く中学のチームに入ったのですね。少し緊張感もあるかな? 芝と土のグランドはそういう気もちも落ち着かせてくれそうだね。『まるで僕の庭のよう』とは、いいたとえ。さらに『僕の庭は寝てみると……』と、続けた描写がすばらしい。ボールを打った音、スパイクで走る音。背番号1くんは、本当に野球が好きなんだね♪
◆土手を歩いていたとき、草の香りに気がついた。“懐かしい香り”にはっと気づいたとき、癒されるよね。身近な土手から環境問題にまで思いを広げて、大きく考えられたね。
◆第4段落は、しっかりとした考えを述べられました。『自然とは、時に災害を起こしたり時に良いことをしてくれたりと自然の構造は全く分からない』。『人間、予測不可能な自然と上手くやりくりしていくべきである』。人間が自然と対話をしながら生きていける社会にしたいものですね。ありがたい恵みをもらえるように。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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