国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2346 今日1662 合計51572
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   これからの新聞   ピアノン

 新聞はもっと読みやすい方が良い。
 そう思う第一の理由は、情報の速さで言うとテレビ・インターネットに適わないからだ。最近、中国産の餃子に農薬が入っていたという、ニュースがあった。私が、このニュースを知ったのはテレビだった。新聞にそのニュースが記載されるのは、次の日となってしまう。もし気になったニュースであれば、その日の内にインターネットで調べてしまう。そうでなくても、次の日には関心が薄れてしまうため、新聞を読む必要はなくなると思う。
 そう思う第二の理由は、社会的に新聞の購読者数が減っているからだ。 読売新聞関西版のコラムによると、若い世帯が増えたある地域では新聞購読率が90%から60%に低下したそうだ。(データ実例)実際、私自身も新聞の必要性を感じない。他のところから、いくらでも情報が入ってくるためだ。テレビやインターネットが普及した今では、新聞は必要がないのかもしれない。
 確かに新聞には歴史があり、今まで沢山の情報を提示してくれた。しかし、今の時代では活字だけを並べる方法は古いのかもしれない。「勝負に勝つためには、苦手をなくすことよりも、得意技を持つことである。」と言う名言がある。新聞は情報提示の速さという点では、テレビやインターネットに勝つことは出来ないのだ。それよりも、新聞特有の得意技を見つけるべきだ。

   講評   onopi

 「新聞のおもしろさは行間と余白にあるものであり、毎日たつ縁日のようなものだ。日常生活の時間の流れと異なる偶然が魅力的であり、それらは新聞のあちこちに情報としてちらばっている。本にしろ音楽にしろしかるべき欄からよりもコラムの方から得られる情報の方が関心をよぶものが多く、情報の活性化の面でも気にとめておく必要がある。」今回の長文の内容はこういったものでした。第一段落で是非の主題を書いた後、第二・第三段落をとおして二つの理由をあげることができました。スピードの点からいくと他の情報源のほうが明らかにはやいですから、新聞の有用性は筆者が述べているようなところにあるというのもうなずける話です。最後の段落で反対意見への理解を示した後、名言を引用して自分の意見をまとめることができていました。
     


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)