創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   アメリカから来た生き物   イッタ

 今から三十七年あまり前、アメリカからアメリカシロヒトリというガが侵入しました。このガはたちまち増え始め、幼虫は町の樹木を丸裸にしました。この幼虫はどんどん増え続けると思われましたが、やがて落ち着きました。すずめやその他の鳥にほとんどが食べられてしまったからです。 
 この話を読んですごいなと思ったことは、アメリカシロヒトリが、サクラ、クワ、イチョウなどの木をあっというまに食べてしまったことです。まるで大食い選手みたいだな、と思いました。アメリカシロヒトリは元はアメリカに住んでいたけれど日本に来て増え始めたから、どこでも住めるんだ、と思いました。
 ぼくはカイコを育てたことがあります。学校のクラスの女の子は
「気持ち悪い。きゃあ。」
と言って、さわいでいたけれど、ぼくはおとなしいな、と思って見ているとすぐクワの葉を食べにいきました。土曜日と日曜日カイコを持ち帰る人を決めているときみんなが、
「気持ち悪いからイッタ持ってかえって。」
と言うので、ぼくはふつうに
「十匹くらいなら別にいいよ。」
と答えました。すると
「じゃあ、お願い。」
と言って、なんと二十匹ぐらいカイコが入っている箱をわたされました。家に帰ると妹もカイコを二十匹くらい持って帰ってきたので合計四十匹育てることになりました。そのときは、これぐらいなら楽勝だな、と思っていました。
次の日の朝、ご飯を食べているとお母さんに
「クワの葉取りに行くよ。」
と言われました。ぼくは、おかしいなあ。昨日あんなにたくさん入れておいたのに、と思って
「クワの葉まだたくさん残っているはずだよ。」
とお母さんに言ってから箱を見にいくとクワのくきの部分だけがほんの少し残っているだけでした。急いで学校に取りに行くと昨日みんなが取ってしまったので全然見つからなかったけれど、なんとか見つけることができました。また急いで家にもどりカイコにえさをあげるとよほどおなかがすいていたらしくモグモグとあっというまに一枚のクワの葉を食べてしまいました。やがてまゆを作り成虫になりました。やはりみんな「気持ち悪い」と言っていたけれどぼくは目がクリクリしてかわいいなあ、と思いました。
 ブルーギルというアメリカに住む魚がいます。ところが日本のびわ湖にブルーギルが来てしまいびわ湖の魚を食べてしまいました。人間はどうにかしようと考えたけれど何もできません。ところが食べらるはずの日本の魚はブルーギルがまだ卵のときにえさとして食べてしまったのです。そうすればブルーギルが増えなくなると考えたのです。人間が考えても何もできなかったことが魚にできるなんてすごいな、と思いました。
 アメリカシロヒトリだけでなく外国から日本へ来た生き物は他にもいるけれど、日本の生き物が自分たちの力で命を守ろうとするのはすごいな、と思いました。これからもそういう生き物たちを見ていきたいです。

   講評   koni

 丁寧に清書できましたね。
 清書をパソコンで送ってくれたのですね。ありがとう!!

 初めての読解問題は、どうだったかな。
今度は、2月の4週目に読解問題をするから、時間があったら、読解マラソン集を音読しておいてね。次回は、どこから問題がでるかな。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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