創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然の大切さ   りぼん

私の家は路地に面している。都内にはめずらしくほそうされていない。近所の子供たちのたまり場でもあった。ある秋、黄褐色に熟したエノコログサをながめていると、となりのおばあちゃんが近づいてきた。「ネコジャラシをいただきますよ。お花の材料に。」私は隣のおばあちゃんに仲間意識を持った。しかしほどなく人間とは矛盾した生き物であることが証明される出来事が起こった。翌春、私の家の前にスミレがさいた。ところがある日帰ってくるとスミレがない!清潔好きのおばあちゃんは、草むしりをしていた。数年たって路地全体下がほそうされてしまったのだ。
人間の判断で見た目が美しい花は残しておき、見た目が悪い花は抜いてしまう。どの花が良くて、どの花が悪い、などは人によって違うけれど、結局は人間が決めた法則を元に判断している、と思う。今までも、自然を守ろうとした人で田中正造という人がいる。足尾鉱毒事件で木も草も枯れてしまった所に木などを植える運動をした。正造の名言「山や川を元に回復することが出来れば、正造は死なぬ、もしそれができなければ正造は山や川とともにほろびる。私を気遣う前に人の住める土地を取り戻してくれ。」ということを言ってたそうです。日本人一人が一日で使用する紙の量はA4サイズの紙約130枚だそうです。勿論、紙というのは四次元ポケットなどからポンと出てくるのではなくてその一枚の為に必ず何処かで木が伐採されてるということです。そう考えると私は紙の使い方をもう一度、考え直すべきだと思います。そして、人間の都合によって自然をいじったり、減少させたり、滅ぼしたりすることは決してあってはいけないと私は考えます。
人間にとって自然とは守っていくべき、大切な物だと思います。

   講評   koni

【第一段落】 要約は、よくできています。長文13のところも引用するといいよ。

【第二段落】 最初の一文は、とてもいい。続けて、自分の体験実例を挙げよう。小さい頃の草むしりの話やシロツメクサで花の冠を作ったり、たんぽぽの綿毛をとばしたりして遊んだ話などもいいね。幼い頃は、自然は遊び道具であり、友達のような関係だったと思います。自然を大切にするために、たんぽぽを採ってはダメという発想ではなく、自然と友達になるという発想が必要なのかもしれませんね。体験実例を書くと、この一文に説得力でるよ。

【第三段落】 「今までも自然を守ろうと〜」のところから、第三段落にするといいよ。伝記実例とデータ実例を挙げたところがいいね。わかりやすい説明ができています。

【第四段落】 「人間にとって自然とは〜」という文の形がいいね。私達にできることは何か考えて、できることをすることが必要なんだね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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