創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の英語力はほとんど   あいち

私の英語力がまだ中学三年間の教育に依拠していたままであった。そして、高校・大学と進むにつれて英語を様々な形で学んできたが、中でも一番ひどかったのが、アメリカ人による授業である。私が机にうつむいて聞くという私なりの集中出来る体制で聞いていると、やたらと声を掛けてきたのである。そして、授業中先生は、笑顔を絶やさなかったのである。そうしている間に、私の英語力は途絶えた。月日が経ち、女子大生の語学研修に同行した時も、英語と関わる機会が多く、頭では言いたい事が出てくるのに言葉に出来ないという苦痛を味わうこととなった。日常的に笑う習慣にも疲れていた。だが、いつも笑顔を絶やさなかった大学教授が一人になったとたん徒労感を漂わせる表情をしていたのだ。そんなことから、彼らは意識的にそして強靭な意志力と行動をかね合わせた人なのだと理解したのである。このように、日本の考え方と外国の考え方は違うが、世界的な現代社会になっていろこの頃、このような笑顔を絶やさず自分の意見をはっきりと話す事も必要なのではないかと思う。
 そのためには、言葉でしか伝わらない事もあるという事を理解すべきだ。アメリカにホームステェイした時も、言語の違いも多少はあったが、まだ器用に英語を話す事は出来ないので意見をあまり言えなかったときもあった。だが、私の家は家族全員面白い人達ばっかりで、ある日お母さんがふざけて助手席に乗り込もうとした私を道路に置き去りにして走ってきそうになり、慌てているとUターンして戻ってきてくれた。車に乗り込んだ時、皆大爆笑していたが、私は外国なのに思いっきり日本語でしか話す事が出来なかった。が、それが英語ではなくても驚いた様に聞こえていたのかとても喜んでいた。言葉が例え通じなくても、言葉で必死に伝えようとしていることが相手に分かれば、日本以外のところでもきっと心を通い合わせることが出来るのだあとそこで学んだ。話は違うが、恋にしたって言葉でなければ分からないだろう。
 そして次に、子供の時から皆の前で発表したり、発言したりすることが大切なのだと思う。確かに、今グローバルな社会が浸透してきているせいなのか、中学1年生の時は英会話といっても、ゲームをしたりするだけだったのに、今は発表が中心になってきたのである。私達のクラスでは、毎週のように発表がありその内容も、自分の考えた国についてだったり歌を歌ったりするもので、明らかに何でこんなことを発表するのだろうと思いつつ、最初の発表の時はとても緊張していたのに、だんだんと緊張が無くなっていって、最終的にはさほど緊張せず発表することができたように思う。英会話に限らず普段からも、発表する機会を幼い時から沢山行えば人間としても大きく成長出来、より今求めているグローバルな人に近づいていくと思う。
 確かに、日本の言葉にしなくても相手自分の気持ちが分かるという日本の大切な文化は非常に大切であるし、良い面もあると思う。それによって築きられている関係も多々あるのではないかと思う。ただし、これは日本にあいての話であって外国の場合ではそうはいかないのである。今の社会は、自分の好きな時に海外に行くことが出来るそんな時代になったのである。そんなときだからこそ言葉で伝えるということも自分の意見を一つでも相手に分からせる唯一の方法だと思う。意見が言えなければその人は興味が無い人にとらえられてしまうだろうし、逆に意見を言うことによってこの人は信頼出来るなどの評価になるかもしれない。今、地球が色んな問題に遭い世界もお互いが協力していかなければならない時代、言葉で伝えるという大切さを身に付けておくべくだと思う。

   講評   nane

 次の学期は、要約でなく状況実例で書いていくから、今からそういう形で書いていってもいいよ。
 ホームステイの体験は、いつも面白いね。あわてて日本語で喋っているあいちさんの様子が目に浮かぶ。言葉も大事だけど、やはり感情の交流がその基盤になるということだね。
 発表会の話もいい例。全体の構成としては、この第三段落で、社会的な実例を入れていこう。特に、伝記実例を入れて書くのが今学期の課題。
 日本人は、同一民族であるため、黙っていても相手が察してくれるという期待が可能。それが度を越すと、説明をしすぎることが野暮になる。日本の俳句文学などは、そういうところがある。しかし、その感性を国際関係で発揮すると問題になるということだね。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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