国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本のカブトムシ世界を知らず   柏もち

 (要約)島では大きい物は小さくなり、小さいものは大きくなる。なぜ島では動物のサイズが変化するのだろうか?1つの要因は捕食者であろう。獰猛な捕食者に比せられる様々な思想と戦い、きたえぬかれた大思想を、大陸の人々は生み出してきた。
 似た話は、外国のカブトムシやクワガタムシと日本のカブトムシのちがいだ。外国のカブトムシは気性が激しくて体が大きいけども、日本のカブトムシは気持ちが穏やかで体は小さい。外国のカブトムシは力だって強い。日本のカブトムシの木と同じ物を入れて置いたら、夜にガジガジガリガリ聞こえてくるのだ。次の日には、木に大きな傷がついているのである。何日かすると大きな穴になっている、それから何日かすると穴が反対側に貫通しているのである。日本のカブトムシは木を持ち上げることくらいしかできないのに外国のカブトムシは穴を掘ってしまうのだ。日本のカブトムシは、1つの森の中で争って1位になっても外国のカブトムシを知らないのだから(ことわざ)「井の中の蛙大海を知らず」だと思う。
 (聞いた話)お母さんの似た話は、小学校の時水泳のクロールが得意で25メートルを泳がせたらフォームもきれいだしスピードもクラスで一番で、中学生になって当然のごとく水泳部に入ったそうだ。中学生になったら泳ぐ距離は100メートルに長くなって、水泳の得意な子がたくさんいて思うように成績が伸びなかったそうだ。新人戦に100メートル自由形で参加したそうだ。が、結果は最下位で初めて味わった挫折そうだ。世の中は広いのだなと感じた経験だったそうだ。
 (分かったこと)たとえどこかの何かで1位になったとしても世界に目をむけたらたいした記録じゃないということが分かった。

   講評   naruko

題名をくふうしたね。カブトムシの話は二週連続だけれど、気性や特質をくわしく比較したことで、今回の作文にぴったりの題材となりました。
◆第一段落
 うまくつながる文章をぬきがきできました。捕食者については言葉を補って説明したほうがいいね。また、大陸の人々が生み出してきた大思想について、著者はどう思っているか最後にきちんと入れておこう。
◆第二段落
 外国のカブトムシは、日本のカブトムシだけでなく森にとっても脅威だね。ことわざもうまく引用できました。
◆第三段落
 お母さんからいい話が聞けたね。小学校から中学、高校と世界が広がっていくことでわかることもあるのだね。
◆第四段落
 たいした記録じゃない、で終わってしまうのは少しつまらないね。動物や思想に無理のない適当なサイズがあったとしても、スポーツの記録はせまい地域での一位に満足せず、世界にもっと目をむけて高いレベルを目指した方がいい、と思わない?
☆文末の書き方をくふうしよう。
 第二段落は「のだ」「である」が、第三段落は「そうだ」がつづくので、いろいろな言葉で言いかえよう。

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