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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   結果にこだわるな過程にこだわれ   背番号1

ヨーロッパにおけるリンゴの栽培は『創世記』までさかのぼり、四千年を越える歴史をもっています。なえ木を導入して明治から始まった日本のそれは、ようやく百年を越えたばかりです。ウィリアム・テルが息子の頭上のりンゴを矢で射ぬいたときも、ニュートンがリンゴの落ちるのを見たときも、日本人は誰もこの果物を知りませんでした。 こうした歴史の違いは、東西のリンゴのありように大きな差をもたらしました。欧米のリンゴは大衆の中で育ち、生食用、加工用、料理用と多彩な用途に分かれ、小玉でも外観が悪くても、味がよければよしとするポリシーで今日に至っています。それに対し、日本の場合は、病気見舞いのぜいたく品として出発し、生食用一本で、ひたすら外観重視の「高級化」の道を歩いてきました。こうした流れは、リンゴが十分大衆化した今日まで、変わることなく続いています。 <要約>
 外見が良くて中身は悪いというのは、その物を買ってから分かることである。なぜなら中身が分からなくしてあり外見だけがいいからとつい買ってしまう人が多いと思う。なぜ外見だけにこだわるのか。まるで結果だけを追い求めて過程はきにしないということと同じだ。実は僕も今はそんな感じだ。今の中学硬式野球チームでどんな手を使ってもレギュラーをとりたいエース大黒柱になりたいと思っている。どんな悪い過去でも結果さえ良ければそれでいいと思っている。これが間違えている考えということは知ってはいるがなぜかその思いを変えることはできないのだ。
 今思うと自分の過去って波乱万丈だった気がする。しかしそんな中で自分がここまで来れたのもいろいろな人の支えがあってこそ今の自分があると思う。箸はひとりでは立てない。何か支えがないと立てない橋は端に支えがあるからこそ建っていられるそれと同じ人間も誰かの支えなしではいけてはいけない。まるで飛行機の離陸から着陸みたいだ。幼い時は空港で燃料入れたりする段階。小学生はお客さんをいれ最終点検をする段階。中学、高校、大学は飛行機のコックピットで操縦桿などの点検牽引されて大人になって就職してやっと飛ぶことができる。しかし途中迷わないように管制塔からアドバイスをもらって定年して着陸する。その後は自分の子供や孫に体のケアをしてもらい亡くなる時は整備工場に行き新しい魂を新たな命に授ける。今思えばやはり結果より過程のほうが大切なんだなということが分かった。<前の話>
 人間にとって外見と中身はどちらも同じでいれば損することがなくてよくなる。これからは結果にこだわらず過程にこだわることにしようと思いつつ今回はここでネタ切れ。

   講評   yuta

◆要約は、長文の「始め・中・終わり」から文を選ぶようにしましょう。敬体の文なので、常体に直して。
◆『外見が良くて中身は悪いというのは、その物を買ってから分かることである』。確かにそのとおり。外見にこだわるのは『まるで結果だけを追い求めて過程はきにしないということと同じ』とは、するどい指摘だね。それを自分と重ね合わせて実例にできました。厳しいスポーツの世界では、遠慮していてはいけない部分もあるよね。夢に向かって突き進む強い意志に迷いがないということでしょう。
◆人生を『まるで飛行機の離陸から着陸みたい』とたとえるとは、おもしろい。今の背番号1くんは、コックピットに入るところ。社会人としてどんな空に向かって飛び立っていくか、適正を見極める時期だね。人生のどの時期も、大切なとき。どこかがおろそかだったら、安全な飛行はできませんね。
◆『人間にとって外見と中身はどちらも同じでいれば損することがなくてよくなる』。自分をよく見せようとするのではなく、内面から良さが出てくるように、過程を大事にしていこう。
       

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