創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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色んな見方! アップル
私の家の前の道は、道ばたに草が生えている、土の道だった。この土の道は、地球のかけらとも言える場所でもあった。ある時、私はエノコログサをながめていると、近所のおばあちゃんが、話しかけてくれて、とても仲間意識を持った。その翌春、私の家の前にスミレが咲いた。私は、ふまないように注意して出入りした。ところがある日、外出から帰ってくると、そのスミレがなくなっていたのである。清潔好きの近所のおばあちゃんが、自宅の前から私の家にかけて、ていねいに、草むしりをしてくださったのだ。私達人間は、ハイキングなどでは、「緑がいっぱいで気持ちいいわねぇ」と喜んでも、自分の庭に出てきた雑草は、血眼で引き抜いてしまう。
私は、「雑草も言葉も、見方によって変わる」という事から、似た話を思い出した。
ある日、テストの点数が悪くて悲しかった時、長所で考えると、
「終わった事やし!まっ、今度がんばろうっと!!」
と言って、いつまでもくよくよしない。とっても前向き!と考えるか、また、短所は長所から考えて、あまり反省をしない。また、物事を深く考えない、と考えるか・・・。長所も短所も同じ文から考えた話だ。
人間にとって自然とは、地球のかけらでもあるから、大切にしていかなければならない物だ。
私は見方によって言葉の意味が変わることが分かった。こんな発見をどんどん見つけていきたい。
講評 tama
「ものは考えよう」と言いますが、道端の草を「自然の一部」と考えるか、「雑草」と考えるかで、見方が全く違ってきます。生き物についても言えることですが、外で虫を見ても何とも思わないのに、家の中に入ってきた瞬間に害虫扱いしてしまうことは、よくあります。人間は身勝手で、自分に都合のよい解釈をする生き物なのですね。
アップルちゃんの例は、「プラス思考」という面で、とてもいいことだと思います。(反省が必要な場合もありますが。笑)「自然とは、地球のかけら」、「見方によって言葉の意味が変わる」など、大人の表現と意見でまとめることができました。
※ 「構成」または「要約」のキーワードを入れると、◎がつきます。
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