国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   [科学は記述から始まる」   コムギコ

コトバの共通了解について、深く考えたのは、スイスの言語学者のソシュールである。ソシュールはまず、コトバの表記はいい加減であると言う。イヌのことをイヌと呼ぶのは適当に決まったのであって、別にさしたる理由があるわけではない。多くの人は、世界にあらかじめ何らかの実体があって、それに名前をつけていると思っているからであるるそれに対して、ソシュールは次のような主張をしたのだ。たとえば、イヌとかネコとかの実体が、あらかじめ世界にあって、それに対してイヌとかネコとかの名前をつけているのではなく、イヌとかネコとかの名前がつけられて、初めて、イヌとかネコとかの実体があるかのように見えるのだ。しかし、イヌというパターンが世界の中に実体として実在しているかどうかは非常に疑わしい。それは、人間の心の中に何らかのパターンとしてあるに違いないのである。そして言葉を正しく使うことは大切だと思う。
その理由は第一に正しく言葉を使うとどの年齢にも通じるからだ。流行語などを使うと意味がわからなかったりすると誤解を招くと思ったからだ。そんな体験を見たことがある。AとBが新しい言葉を使っていて、Cに話しかけるとCは変な顔をして二人を見ていたということがあった。たぶんCはAとBの使った言葉がわからなかったか、誤解してしまったのだと思う。
その理由は第二にちゃんとした言葉で接すれば、誰にでもわかりやすいからだ。
2001年の貰ってうれしい年賀状で1位はオリジナルデザインで2位は何でもうれしいだ。2位の何でもうれしいはちゃんとした言葉で書いてあればうれしいのかなとオM追った。
 確かにあいまいな言い方をするほうがよいときもあるだろう。しかし「全てに聞くという薬は、何にも大して効かない」という名言にもあるように、あいまいな言い方が全て言い訳はなく、厳密な言い方をするのが、誤解もなくわかりやすくて、誰とも話せいいと思う。 


   講評   muri

 ちょっと前のことですが、「どんだけ〜」という流行語の使い方がわからなくて、すごく悩みました。他の流行語は、自分では使わなくても意味は簡単にわかるので、安心なのですが、「どんだけ〜」はどういう場合にどのように使うかが全くピンとこなかったのです。何度も使用例を聞いて(つまりテレビで見て)ようやく「どんだけ〜」の意味を会得したのですが、そのころには子どもに「今は『いかほど〜』って言わないといけないんだよ」と言われてがっくりきました。

●複数の理由:「正しく言葉を使うと、どの年齢にも通じるから」という理由はとてもわかりやすくて、いい理由ですね。ただし第2の理由と重なる部分が大きいので、第2の理由では、視点を変えて見ましょう。たとえば、「日本の伝統的な言葉は美しいから」とか「日本語を学ぶ外国人が困るから」などはどうでしょうか。
●体験実例:新しい言葉を使われて、知らない人が困った体験はとてもいい例だと思います。でも、もう少し具体的な内容があると、さらに読む人の理解が深まりますね。いつのことか、どこでのことかなど時間や場所の情報があるだけで、かなり違いますよ。
●データ実例:年賀状のデータ実例は、とてもうまく引用できています。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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