創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   やさしい、うれしい世界   おへふ

島に住む動物と大陸に住む動物とでは、体の大きさが違う。島では大きいものは小さくなり、小さいものは大きくなる。大陸では捕食者を圧倒しようとする大きな象がいたり、捕食者に見つからないようにしている小さなねずみがいる。島と大陸という、住む場所が違うだけで、動物の大きさも変わってくるのだ。
 私はバレエを習っているが、その中でも私が尊敬するような踊りの上手な人がいる。その人と一緒にあるコンクールに出たのだが、私はもちろんのこと、その人が入選すらできなかったのだ。私は少しショックだった。改めて世界の広さを感じた。まるで楽しい夢から起こされたかのようにはっとなった。その広さの分、もちろん動物の世界もある。島の動物と大陸の動物が存在しているように。
 あなたは巨大昆虫を知っているだろうか。そもそも巨大昆虫とは何か。巨大昆虫というのは普通の昆虫が周りの環境によって巨大化し、その巨大化した昆虫のことを言う。その昆虫が世界各国で発見されている。その昆虫はどうやってできているか。それは『島に住む動物』と同じ事だ。周りに敵がいないため、自分の自由な姿で生きられる。だから、巨大昆虫ができる。動物の変化は周りの環境によって左右される。大きくなるにしろ、小さくなるにしろ。大陸の動物が大きかったり小さかったりするのは周りに敵がいうからである。つまり、動物の生きる道は環境によって決められるという事だ。
 井の中の蛙、大海を知らず。このことわざの通り、小さな場所の中で、すごいと思っても外に出てみると、全然すごくなかったりするのだ。動物が、互いに島へ行ったり、大陸へ行ったりすると、タイプが違うからかみあわなかったりもするのかもしれない。動物は環境によって大きさなどが変わる。つまり体を環境に合わせているということだ。結果的に言うと、動物は環境に影響されて生きているということが分かった。そして、私は島に住む動物と大陸に住む動物同士が、知り合い、触れ合っていけばもっと動物の歴史が変わると思う。大陸に住んでいる動物が島に住めば、自由な体になり、動物的にも良い。島に住んでいる動物が大陸に住めば、敵から身を守るための体になり、こちらはこちらで鍛えられる。どちらにも好影響だと思う。だから、もっと触れあわせたいと思う。私は動物がいやな思いをしないような生き方をしてほしい。私は動物にも人間にもやさしい、うれしい世界になることを願う。

   講評   sumomo

 科学的な読み物の感想文が続いています。今週は島に住んでいる動物の変化についての長文でしたね。島というせまい世界の中で生き物はどんな変化をしているのかがよくわかります。日本人も日本という島に住んでいるのですから、そういう意味では何か変化しているのかもしれません。
 「井の中の蛙大海を知らず}ということわざにぴったりの自分自身の体験が書けました。たとえもとてもうまくできていますね。感想文全体から無理のない構成で自分の意見が伝わってきます。よく書けていますね。
 動物の変化についての自分なりの意見も最後にまとめられました。人間も動物として、世界を広く見ることが大切なのかもしれませんね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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