国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   駅伝大会にむけて   ゆうえんち

 「ハァハァハァつかれた」
ぼくは息を切らしながら小さな声で言った。ぼくは今、三月二日の小学生の駅伝大会に向けて練習をしているのだ。練習は毎朝やっている。とくにつらい練習は、二キロランニングで、走りおわったときは、息がしにくくなるのだ。とくにまだ練習を始めたばかりのころは、ヘトヘトでたおれてしまいそうだった。けれども、今では、練習で体力もついてきた。二キロランニングは、二百メートルのトラックを十周する。ぼくは今までは、五、六周目で息が苦しくなったが、今では七、八周目で苦しくなる。ほんの一、二周ふえただけだが、ぼくにとっては大きな成果だ。
 駅伝大会は、五人一組。ぼくは二番目の走者として走る。一番目O君で、三番目はH君、四番目はМ君で最後はS君だ。О君は体力があり、H君はとにかく足が速くて、М君は体力もあり足も速い。S君も足が速い。みんないつも練習を忘れないで二キロランニングも少しずつタイムがあがってきている。先生は、 
 「一回休むと体力は、三日前にもどる」
と言っているので、ぼくたちはなるべく休まないようにと心がけている。苦しいことがあっても、チームで乗りこえていこうと思う。
 ぼくがまだ朝休憩に野球をやっていた四年生のころに、五、六年生の人がやっている駅伝大会の練習を邪魔だと思ったことがある。理由はいつも野球をやっている所で、大会のための練習をしているのだった。ぼくがいつも野球をやっている友達に、
「邪魔だね」
と言って文句を言ってしまったのを覚えている。今考えてみると、一生けん命大会に向けてがんばっている人に、邪魔だねというのは悪かった。それにぼくは練習のつらさを知っているので、さらに悪かったと思った。
 ぼくは、この駅伝大会の練習にチーム全員で必ず毎日参加する。大会には手ごわい相手がいるが、「ちりも積もれば山となる」のように、毎日こつこつ練習を続ければ、どんな手ごわい相手にもきっと勝てる。だから、駅伝大会に向けて苦しくてつらい練習もチームで乗り切ろうと思う。

   講評   hamura

 とても上手な作文でしたね。直すところが見つかりませんね。でも、ゆうえんちくんは、少し言葉を直しているので、立派です。よりよく仕上げる、という気持ちがしっかりしています。
 字数が足りなかった分、コンピュータの判定の点数がのびませんでしたが、内容はとてもよいです。具体的な言葉を入れながら、流れるようなリズムで描いています。このていねいな描写があるからこそ、最後の気持ちが力強く響いてきます。
 この調子です。よくできました。3月1週は進級試験です。字数と項目を守って合格しましょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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