創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2346 今日1852 合計51762
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   大人から子供へ渡す愛情バトン   水玉

 本質的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものが、どんな状況から出てくるかということは、その人の素質によるものだと思う。この理由はいろいろな要因が考えられる。小さいときからの物の考え方、家庭内での躾、いろんな要素が複雑に入り組んでいる。わがまま放題にして育ったのでは、そういうことを感じ、ある方向へもっていく機能、考え方が生まれてこないと思う。私は、たとえどんなことがあっても、子供の成長には家庭での愛情ある躾が大切だと思う。
 その理由は第一に、子供は親からの愛情ある根気強い躾によって善悪を判断する力を身につけるからだ。私は、二歳の頃、マンションに住んでいて、母が買ってきてくれたペンタイプのハンコを壁に押して遊んでいたようだ。母に「かなりの芸術だったのよ。」とよく言っている。そのとき、母は私をしかり、ペンタイプのハンコは封印されてしまった。後で知ったことだが、その後捨てられていたようだ。また、私には、四つ下の妹がおり、その妹が生まれる少し前に家を建てた。しかし、妹は一歳になると鉛筆やペンで丸印を壁に書いていた。あわてて妹を抱きかかえて母のところに行った私は、妹が鉛筆やペンで丸印を書いていたところを報告していたようだ。すると、母は一生懸命消しゴムで消していた。
だから、きちんとやっていいこととわるいことの区別をしなければならないと思う。
 その理由は第二に、親からの愛情をあたえることができないからだ。よく、テレビのニュースでこれはこどもへの躾だとか、子供が少しだけ悪いことをしたというだけで、こどもをなぐり、結局、警察につかまってしまうということをたびたび放送している。子供が少し悪いことをしたからなぐった、蹴った、外に出したなどは親が自分たちの親から愛情をうけて育てられていないことの象徴であると思う。そんな子育てにストレスを感じている母親たちのストレス解消法の第一位に買い物、第二位に友達との会話、第三位に長電話である。(四十代女性のストレス解消法・コニカ一九九六年)私的には、お風呂場で大声を出して歌うのもいい思う。でも、子供を長時間放っておくのはよくないと思うが。
確かに、愛そうとしても子供が抵抗してくる。だから、放っておいて躾もしたくないという気持ちもあるだろう。でも、「人間というものは、結果からことのよしあしを判断する」という名言があるように、結局社会に出てこどもや社会との関係になやみ、苦しむのは社会に出ていく子供たちなので、しっかりと愛情をかけて育て、次の世代へと愛情をつないでいってほしいと思う。

   講評   tama

 躾というものは本当に難しいですが、ゆるぎない大きな愛情を持って接していれば、間違いは起こらないのだと感じます。子どもにとって、もっとも身近な大人である親の躾が大切なものであることが、よくわかりますね。

※ 29日はお休み。次回は3月7日です。この日は進級テストに当たりますので、課題の長文をよく読んでおいてくださいね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)