国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2346 今日1926 合計51836
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   科学は記述から始まる   コムギコ

                                    こむぎこ
コトバの共通了解について、深く考えたのは、スイスの言語学者のソシュールである。ソシュールはまず、コトバの表記はいい加減であると言う。イヌのことをイヌと呼ぶのは適当に決まったのであって、別にさしたる理由があるわけではない。多くの人は、世界にあらかじめ何らかの実体があって、それに名前をつけていると思っているからである。それに対して、ソシュールは次のような主張をしたのだ。たとえば、イヌとかネコとかの実体が、あらかじめ世界にあって、それに対してイヌとかネコとかの名前をつけているのではなく、イヌとかネコとかの名前がつけられて、初めて、イヌとかネコとかの実体があるかのように見えるのだ。しかし、イヌというパターンが世界の中に実体として実在しているかどうかは非常に疑わしい。それは、人間の心の中に何らかのパターンとしてあるに違いないのである。そして言葉を正しく使うことは大切だと思う。
その理由は第一に正しく言葉を使うとどの年齢にも通じるからだ。流行語などを使うと意味がわからなかったりすると誤解を招くと思ったからだ。そして他人とも分かち合えると思う。そんな体験を見たことがある。AとBが新しい言葉を使っていて、Cに話しかけるとCは変な顔をして二人を見ていたということがあった。たぶんCはAとBの使った言葉がわからなかったか、誤解してしまったのだと思う。
その理由は第二にちゃんとした言葉で接すれば、誰にでもわかりやすいからだ。みんなが使う共通語で話すのが当たり前だが、今の時代はそうではないような気がする。
2001年の貰ってうれしい年賀状で1位はオリジナルデザインで2位は何でもうれしいだ。2位の何でもうれしいはちゃんとした言葉で書いてあればうれしいのかなと思った。
 確かにあいまいな言い方をするほうがよいときもあるだろう。しかし「全てにきくという薬は、何にも大して効かない」という名言にもあるように、あいまいな言い方が全て言い訳はなく、厳密な言い方をするのが、誤解もなくわかりやすくて、誰とも話せいいと思う。 

   講評   muri

言葉の使い方や日本語の正しさの問題は、これからも何回か取り上げられるテーマです。日頃からこういう問題をちょっとだけ意識していると、作文が書きやすくなりますよ。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)