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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   暖かい家庭は   ここあ

 本質的な問題に、どんな点から気づくのか、そう言うものが、どんな状況から出てくるのかというと、それも、その人の素質によるものだろう。小さい時からのものの考え方、家庭内での躾、いろんな要素が複雑に入り組んでいるわけです。わがまま放題に育ったのであれば、そういうことを感じ、ある方向へもっていく機能、考え方が生まれてこないと思います。子供の頃から、仲間内でむちゃくちゃやっていると、皆から嫌われる事を悟ります。本能的なわがままな感情と、経験的にどうすればいいかという、理性というものが小さい時から生まれてくるのです。躾の厳しい家庭では子供の頃から、
「就寝時間がきたから、もう寝なさい。」
と、親は子供にいいます。親は可愛いから手元においてわがままさせません。これもわがままにならない一つの愛です。子供が感情や本能で動くとき、早くから、親がきちんと、教育面で、子供の時間というもの躾として教える訳です。親対子の愛情は、古典的、本能的なものですから、貧しくても、暖かい家庭的な愛情のある家というのは幸福です。そこから、いい人間性が育つのです。私は、家庭内での暖かい愛情がとても大切だと思う。(要約)
 その第一の理由は、愛情のある家庭で育つ事により、情緒が安定するからだ。(第一の理由)人に優しくされると、自分も誰かに優しくしてあげたくなる。そんな経験がある人も居れば、そうでない人も居るだろう。私は、前者だ。お母さんや友達に、とても親切にされると、また別の人に優しくしたくなる。そうやってドンドン優しさが広がれば、とてもすてきだと思う。人が自分を好いてくれれば、誰だって嬉しいものだ。しかし、人に意地悪ばかりする人はあまり好かれないだろう。誰だって自分をバカにしたりされれば、腹が立つ。けれどそれが、優しくされたのなら?自然と相手を好くだろうと私は思う。それと一緒で、優しく愛情を本当の意味で注げば必ず、いい子に育つだろう。(体験実例)
 その理由の第二に、親がきちんと躾ないと、好き放題にしてしまい、結果、ぐれてしまったりするからだ。(第二の理由)データとしては、「尊敬する人物は?」があげられる。このテーマで小学生にアンケートをしたところ、約30%の人が父親や母親だと答えた。もっと詳しく見てみると、1〜3年生はだと、トップの答えは「親」なのだ。しかし、4〜6年になると、芸能人など社会的な人がトップなのだ。この違いは何なのだろう。視野が広がり、いろいろなことを知り始める時期でもあるし、親を尊敬すると書くのに、抵抗がある人も居るのだろうと私は、推測する。少々恥ずかしく、難しい年頃だし、TVで凄いことをやっているのを見て、
「この人は凄い。こんな事ができるんだ。」
と、思った人も居るのだろう。しかし、一番尊敬すべき相手は身近に居る親だと思う。自分をここまで育ててくれた、大切な人なのだから。(データ実例・長文実例)
 確かに、人は実にそれぞれで、生まれ持ったものもあるだろう。しかし、「ロバが旅に出たところで、馬になってかえってくるわけではない。という名言もあるように、暖かい家庭の躾が無ければ、こどもは育たないのだ。
(名言の引用)

   講評   koni

【第一段落】 要約は、ばっちり。是非の主題も明瞭に書くことができています。

【第二段落】 一つ目の理由を挙げて、体験実例を書くことができました。自分が全部認められて、存在するだけで幸せと感じてくれる、そういう家庭で育つと、他人の存在も自分と同じだと感じるようになり、優しくしたり思いやったりすることができるんだろうね。自分の考えをしっかり書くことができています。
「自分をバカにしたりされれば → 自分をバカにしたりされたりすれば」

【第三段落】 二つ目の理由を挙げて、データ実例を使って説明できましたね。このデータを見て、自分の見解を示したところがいいね。
「データとしては、『尊敬する人物は?』があげられる → 『尊敬する人物は?』というアンケートから、興味深いデータがでている。」

【第四段落】 三点セットでまとめることができましたね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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