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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   節分は豆まきではない   なまず

 「おにはー外、福はー内。」
今年も、家で節分の行事をやった。節分ってなんだろうと、つい最近までよくわからなかった。なぜわからなかったかというと、それまで僕は、節分は何かのお祝いの日だと思っていたのだ。だってその日はクリスマスみたいにいつもと違う特別な料理がたべられるから。特に恵方巻きという巻き寿司のようなごはんは、僕にとってはごちそうで、何かのお祝いだと勘違いしても仕方がないと思う。
 今年も学校に先生が変装した鬼が来た。みんなで豆をまいて追い払ったけど、豆まきイコール節分と思っている人も多いと思う。僕の家でも毎年豆とかお菓子をまくけれど、今年はいつもと少し違っていた。去年の10月、我が家に7番目の家族、チワワのセブンがやってきた。セブンはまだ子犬で何でも食べてしまうので、豆をばらばらとまかず、小袋に入っているものを袋ごとまいたのだ。その小さな袋をセブンは喜んで拾っていたけれど、豆は食べられなかった。ちなみに6番目の家族は、黒猫のメツコ。今年で10歳になる。メツコはセブンをすぐに追いかけるので、あまり仲は良くない。
 僕は、節分のことを少しだけ調べてみた。すると、とてもすごい事実が明らかになった。節分とは本来、季節を分ける時期を意味するらしい。僕のひらめきでは、節分の「節」は季節の節、節分の「分」は分けるの分ということだと思う。つまり、本来は立春、立夏、立秋、立冬の前日ということなのだ。
 そして僕は、地元静岡の節分の行事を調べた。今まで全く知らなかったのだけど、静岡市にある浅間神社では、節分の日に「節分祭」というのが行われていて、そのお祭りでは、シトミウチと称する特殊神事が行われる。シトミウチとは、梅と柳の枝を一本ずつ束ねたオニヤラボウ(鬼やらい棒)で板をたたき、大きな音を拝殿内に響きわたらせる。そうすることで、邪気を退散させる行事だそうだ。音を出して鬼(邪気)を退散させるというところは一緒だけど、使うものが豆じゃなくて束ねた棒というのがおもしろいと思った。
 今回、節分のことを調べたり考えたりして、節分って奥が深いんだということがわかった。昔の人たちは、本当に自然と一緒に生きていて、季節を大切にしていたんだなと感じた。それが今も行事として残っている。節分イコール豆まきじゃないし、お祝いの日でもない。これからは、今回調べたことや感じたことを生かした節分を過ごしたいと思う。

   講評   kaki

 ことわざを入れるのは難しかったかな? 


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