幼長、小１、小２、小３の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。 読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。 ▶ 基礎学力クラスのご案内

昨日4215 今日139 合計59914□

　　　スリル満点ドキドキひやひやの水かえ　　　まかじろう

　「つ、冷たい……。誰か水を温めてくれ。」
　僕は、今、二匹の金魚を飼っています。種類は、出目金です。去年の七月に地域の夏祭りで、初めて出目金と黒出目金二匹ずつの四匹をすくい、よく日、金魚鉢を買って、移しかえてから飼育を始めました。しかし、毎日水かえをしないといけないという大変さもありました。すくってから三日後、朝起きてから金魚鉢を見ると、黒出目金が二匹とも死んでいました。原因は、いつも他の出目金に餌をうばわれていたからだと思いました。どうしてそう思ったかと言うと、飼い始めたときからえさを食べる時を見たことがなかったからです。僕は、午後にお墓を作ってやりました。名前もまだだったので、土を盛っただけのお墓でした。それから他の二匹は今も奈緒生き続けています。
　おととい、僕は、金魚の水かえをお父さんとしました。一ヶ月ぶりくらいの水かえでした。本には二週間に一回しなさいと書いてあるのに、それを倍引き延ばしたのです。水かえは、外でしました。お父さんが、
「もうパパ、生き物の世話が嫌だからこれを飼う人を早く見つけなさい！それが嫌なら、一人で水かえしなさい！」
と怒っていました。僕は金魚を他の人にあげるのは絶対嫌です。網がなかったので、水槽に入れたまま掃じをしました。水をぬいては水道水をジャージャーと半分位入れるという作業を三回繰り返してから水道水を水槽の六分の四まで入れて帰りました。すると、一匹が水に浮いて横たわっていたのです。一しゅん、「死にかけてるのか。」と思いました。頭の中に、黒出目金が死んだときの様子が浮かびました。体がぞくっと来ました。口は数分に一度しか開きませんでした。まるで、僕がプールの底で息が苦しくなってもがき苦しんでるみたいでした。えさにも反応しませんでした。しかし、温度をよく見ると、十一度ちょっとでした。金魚が「温かいところに移してくれ〜。」と叫んでいるようでした。お母さんにそれを説明すると、
「冷たい水の中に入れるんだから当然よ！今、ちょっとでもいいからお湯を入れなさい！」
と怒鳴られました。僕は、
「これで生き返るんだったらいいけど…。」
と言いました。ふっとうしないうちにお湯を水槽に入れました。十六度に一応は上昇したけれど、まだ口をパクパクさせているだけです。お母さんもとうとう、
「本当に死にかけてるかも…。」
と弱音をはきました。目が金魚の方に自然と向きました。僕は、夜まで水槽を見ないでいたけれど、夜は、死にかけていた金魚がまるで、「眠れる森の美女」の王子様のキスで目覚めたように、元気に泳いでいました。金魚が、
「多大な迷惑をおかけしてすみません。」
と話しているみたいでした。スリル満点のドキドキひやひやの水かえでした。
　僕は、二年生のときに、ブロッコリーとカリフラワーを育てました。加治屋町の「秋の木市」で苗を買って育てました。ブロッコリーは、小さなつぼみの固まりが数個、カリフラワーは大きい白いひとつの実ができました。そして、まとめて収穫しようとしたとき、大きなショックを受けてしまいました。どうしてかと言うと、ブロッコリーのほとんどとカリフラワーを、虫に食い荒らされて茶色くなってたからです。でも、ブロッコリーを少しだけ食べることができたので嬉しかったです。
　僕は、生き物や植物は、すべて世話をしないといけないので大変だなと思いました。もし、生き物などの世話をしてくれる「お世話ロボット」があったら、何もかも世話をしてくれるので、楽にのんびり暮らせるかもしれません。

　　　講評　　　arare


　今月もいい作文が書けました。その後、金魚の水かえを一人でやりましたか。