創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ぼくがうまれて10年目の2分の1成人式    クレヨンしんちゃん

ぼくのクラスで“二分の一成人式”という参観日がありました。二分の一成人式では、十才の今の自分のしょう来の夢を発表するのです。
(前の話)前の日、発表する順番をくじで決めるとき、ぼくはくじで三十四人中二十八番が出ました。その時ぼくは、(二十八番か。ま、いいか。)と思いました。
そして本番。みんなの発表が次々に終わってぼくの番。
(たとえ)まるで、国会の発表するくらいどきどきしました。
ぼくは文章の最初に(前の話)「ぼくは、なんと一月一日うまれで、一九九八年の元旦におギャーと生まれました。ぼくが生まれたとき親せきたちがぼくの家に大集合したそうです。・・・・」と書きました。
ぼくのしょう来のゆめは、年によって変わっていっています。年長組は野球選手。一年生は宅急便を運ぶ人。二年生は、アナウンサー、三年生は、歴史に関する仕事。そして四年生のいまは、恐竜を発掘する人です。
そして全員の発表がおわったあと、それぞれのお母さん,お父さんから手紙をもらい、手紙に感動して,泣いている人もいました。
(心の中で思ったこと)(ぼくって本当に愛されているんだなあ)と,ぼくもジーンとして心の中で涙があふれていました。その手紙は今も持っています。手紙の内容は、お父さんは、“二分の一成人式おめでとう。十年前の元日,ほしとが,生まれた時、お父さんは、ほんとうにうれしかったよ。あれから十年元気に大きくなってくれてとてもうれしいです。でもまだ、文字どうり半人前です。(れきしは、一人前だけど?)”とこんな風に書かれていました。
ぼくは
(ぼくも大人になったらこどもにこんな手紙を書きたいです。お母さんは,“早いものでもう十歳になるんだね。今はお母さんよりご飯いっぱい食べて足のサイズもお母さんより大きくなってお母さんの知らないこともいっぱい知って物知り博士で・・・。これからんも色んな事を体験して色んな人と出会って,心も体もどんどん大きくなって下さい。十年後のほしとの二十歳の成人式を楽しみにしています。”と書いてありました。
ぼくは二十歳に向かってがんばってゆめを目指そう。こうしてなるか,ならないかは自分との戦いだ。(動作情景の結び)そうちかったぼくは、机の下で,小さくガッツポーズをした。
 

   講評   tama

 10才になり、成人式まであと半分の「二分の一成人式」をしたのですね。元旦に生まれたクレヨンしんちゃんは、大集合してきた親せきの人たちに、にぎやかに祝福されたのでしょうね。みんなの喜ぶ顔が、目に見えるようです。
 お父さん、お母さんからもらった手紙を読んで、自分が本当に愛されていることを感じることができたのですね。ご両親が、心からしんちゃんを思う気持ちが伝わってくるとても感動的な内容で、先生も胸がじーんと熱くなりました。
 毎年変わっていくしょう来の夢も、とてもきょうみ深いです。年齢に合わせて、少しずつ形がはっきりとしていくところがすてきですね。夢を実現できるかどうかは「自分との戦いだ」というところは、10才とは思えないほどとてもたのもしく、本当に感心しました。しんちゃんが夢を実現できる日を、先生も楽しみにしていますよ。

【動作情景の結び】 人知れず、静かに決意を固めた様子を、うまく表現できました。


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