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　　　僕の誕生日はめでたい！　　　漢字王

　僕は、平成十一年一月一日朝八時ちょうどに、Hさんふじんかという、北九州にある病院で生まれました。十一年一月一日朝八時、覚えやすい時間です。日付を並べると、１が四つ！そのことを話したら、よく人からめでたいとか、めずらしいとか言われます。　お母さんが僕を生んだ時は、冬なのにお日さまがふりそそき、とても明るい日でした。そして、元旦の朝八時、僕が生まれたちょうどそのとき、窓から朝日がさしこんできたことが、とても感動的だったと、お母さんは話していました。お母さんは、僕を生んだとき、一番最初に、「生まれてきてくれてありがとう。」と、つぶやいたそうです。　僕はとても大きい赤ちゃんで、4300ｇもありました。これは、病院でも十年ぶりにうまれたほどの大きさでした。よく1ヶ月けんしんの赤ちゃんと間違えられたそうです。おかげで、今日まで、大きな病気もせず、すくすくと育ちました。実は、お母さんもけっこう大きな赤ちゃんで、お婆ちゃんは小がらなほうなので、お母さんが生まれるときは、大変だったようです。そして、お母さんも僕と同じで、大きな病気にもかかりませんでした。ちなみに、お父さんもお姉ちゃんも、3800ｇだったそうです。　僕は、お母さんから僕が生まれたときのいろいろな話を聞いて、ひいお婆ちゃんからお婆ちゃん、お婆ちゃんからお母さん、お母さんから僕、未来に僕の子ども・・・とずっと続いていくんだなと考えると本当に不思議に思えました。　お母さん、僕を生んでくれてありがとう！

　　　講評　　　sumomo

　お正月がお誕生日の漢字王くん、とてもおめでたいことですね。本当に大きい赤ちゃんで、お母さんはきっと大変だったでしょう。でも、お母さんが最初に口にした言葉が「生まれてきてくれてありがとう」というのも、とてもよくわかります。　自分が生まれたときのようすを聞いて、漢字王くんがいろいろなことを感じたようすもよくわかりますね。改めて感謝したくなったのですね。お母さんもきっと喜んでくださると思います。未来へとつづく中での自分の存在についても、どんなことを思ったのかがよく書けました。いろいろなことを考えるきっかけになったのではないでしょうか。