創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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赤ちゃんの時のぼく タッキー
「むかし、僕が赤ちゃんだったころ、僕ってどうだったの?」
最近僕が一番不思議だなと思っているのは、むかしの僕ってどうだったのかなということです。なかでも、僕がどんなふうに生まれ、どんな風に名前がつけられ、知りたいと思いました。
お母さんに、
「むかし、生まれたばっかりの僕ってどうだったの?」
と聞いてみました。するとお母さんは、
「とてもきれいで、まるで大人みたいな顔だったわよ。」
と、教えてくれました。妹はどうだったのかきくと、
「やっぱり、きれいなお顔だったわよ。でもあなたのときとちがって、かみの毛はなかったけど。」
と教えてくれました。それをきいて僕は、同じ兄弟なのに、妹はかみがなくて、僕はかみがあるなんて不思議だなと思って、お父さんにきいてみると、
「かみがあるかないかなんて関係なくて、元気で生まれてきたことが一番うれしかったんだよ。」
と、なつかしそうに話しました。僕は本当にそうだなと思いました。なぜなら、もし病気で出てきたら、ずっと病院に入院していなければいけなくなってしまい、僕はさみしくて友達のいない子だったかもしれないと思うからです。
僕はまだ、僕の赤ちゃんだったときのことを、ぜんぶ聞き終わっていないので、これからもっといろいろなことを聞いていきたいです。たぶん世界中のほとんどの子が、赤ちゃんの時のことを不思議に思っていると思います。
講評 kei
●題名の工夫/静かで落ち着いた感じがします。
●たとえ/いろいろな言った/「とてもきれいでまるで大人みたいな顔だったわよ。」と教えてくれました。バッチリですね。よくできています。
●前の話聞いた話/お父さんやお母さんからの話をよく記憶して、書いてあります。
●自分だけが思ったこと/もっともっと話を聞いてみたい。世界中の子どもが、不思議に思っているだろう、このことを!素敵ですね。
赤ちゃんの時、お父さんやお母さんがどれほど自分を大切に思ってくださっていたのかを知ることによって、ものすごく素直に、タッキー君だけが思っている「ありがとう」をお父さんお母さんに伝えることができますね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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