国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   できなかった豆まき   まりりん

 「わぁ〜。すごいお面の数だね!」(書き出しの工夫))
私は今、友達と1年生の教室のろうかをあるいている。今日は豆まきだ。だから、1年生の教室にはたくさんの鬼のおめんがかざられていた。たぶん今日持って帰るのだろう。私は今日を楽しみにしていた。豆はきらいだけど、豆まきはなんか家族のイベントみたいでやっていると、幼稚園児でもないのになぜかたのしかった。そんな楽しい今日を想像していたら、友達が
「なにこの鬼〜!!なんか・・・こわくなさそう・・・。」
と大笑いしながら言ったので、その友達の指差すお面をみると・・・私も大笑いしてしまった。そのお面は、目がとてもキラキラしていて、髪の毛もながくて、二つにむすんであって、ゴムがピンクなのに、口はこわくかいてあった。まるで口裂け女みたいだった。(まるで)大笑いしていると、チャイムがなったので、笑いながら友達と教室にもどった。笑いはとまらなかったが、次の時間は社会で集中する時間だったので、笑いをなんとかこらえた。
 そんな面白いことがあって、家に帰った。でも、かえって宿題をやりおわると、習い事があるので、すぐに準備をしてバレエに行った。帰ってきて、お母さん、弟と晩ご飯をたべて、弟とお風呂にはいって・・・寝た。次の日起きて、キッチンに行き、ご飯をたべようとして、目の前においてあったものを見て、私はあ然した。目の前には・・・鬼のお面と豆がおいてあったのだ。寝ているお母さんにあわてて私は聞いた。そしたら、
「あ〜。忘れちゃってたね。まぁ、来年やろうよ・・・。」
と言ってまた寝てしまった。私の楽しいはずの豆まきは・・・こんな風にしておわってしまったのだった。でも、そのあと弟と次の日に自分の年の数だけたべた。
 私のお母さんは・・・小学6年生のとき、1年生の弟のために、お母さんもお父さんも忙しいので、節分をしてあげた。でも、2人なので、豆がたくさんあまってしまって、弟もあんまり豆はすきじゃなくて、1人で食べていたんだけど、内心、「食べ過ぎたらふとるな・・・」と思ったので、30つぶずつラップにつつんで、1日1まとめぐらいで、1ヶ月ぐらいのおやつになっていた。お金もかからないし、体重を気にしていたときのお母さんにとってはいいダイエットにもなっていたらしい・・・。
 私は節分は楽しいけれど、忘れるとなぜかショックだ・・・ということがわかった。でも、来年こそは、必ず豆まきはやりたいな。と思った。次の日、1年生が学校につぶれた豆がへばりついているお面を先生に見せているところをみて、あの口裂け女みたいなお面の口に豆がへばりついていたので、また友達と大笑いした。(書き出しの結び)

   講評   kira

 まりりんちゃん、こんにちは。豆まきの雰囲気を一年生の廊下を歩きながら感じたのね。ちょっとお姉さんの気分ですね。かなり、くふうをこらした口裂け女ふうのお面があって、大笑いしたのですね。
 しかし、まりりんちゃんの毎日はけっこう忙しく、なんと豆まきをしないで夜がふけたようです。忘れちゃったことなんて、きっとなかったのでしょから、驚きますよね。
 弟くんとふたりで食べた豆。お母さんにも似たような体験があったのですね。考えてみると、豆まきを忘れるくらい、毎日を楽しく充実させていると、鬼も寄って来ないでしょうね。
 ラストの、食いしん坊だった(?)鬼のしめくくりも愉快です。笑って鬼退治ですね。


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