創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   目標に向かって   なまず

 「やった、目標達成!!」
目標に達成し、とてもうれしかった。これがもし目標でなければ、何もうれしさを感じない。人間にとって、目標とは生きる道だと思う。目標が達成してすごいうれしかったことがいろいろある。そして、今年は、何を目標にしようかなと考える。
 僕は、今年六年生である。別の言い方をすれば、小学校の最上級生。僕は、何をすればいいのだろう。あまったれてたら、学校が大変だ。いろいろと考えた結果、今年は、忘れ物をしないように心がけ、下級生のお手本になろうという目標を立てた。結果はどうなるか分からないけど、とにかく努力しようという気持ちでいっぱいだ。これが、目標なしだと、努力もしないだろうと僕は思う。目標って大切だな〜と思った。もう一つ今年は、目標を立てている。中学を受験しようかな〜という目標である。そして、受験に向けて努力している。こんな目標がなければ、勉強なんてしないと思う。受けても落ちたらはずかしいから、目標に向かって全力で突っ走ろうと思った。目標がなければ、人は不思議なことに何もやろうとしないのだ。つまり、目標がなければ、喜びが得られないのである。
 僕は、目標に成功したり、失敗の経験はたくさんある。まずは、英検三級。僕は、去年英検三級に挑戦した。
「全く分かってないな〜」
とお父さんに言われて、もう英検を受けるのはやめようかと思った。そこで光ったのが、目標であった。目標をあきらめるなんて恥ずかしいと思った。
「受ける気満々だったのに、受けるのやめたんだって。」
そんな、未来の会話が聞こえてきた。恥ずかしくてたまらなくなった。いやでも、やり遂げよう。結果なんてどうでもいい、とにかく目標に向かって頑張ろう。そう思った。でも、大変だった。何回も泣いて、いやになってもまたやり直して考えて、頑張った。そして、当日。
「あっ。この問題やったぞ。できる。あれ、分からない。これも分かった。」
そして、試験が終わって勉強したのよりはるかに難しいと思った。数日後、お母さんが、言った。
「うれしいお知らせだよ。」
「なに?」
「英検受かっただって。」
といった。涙は、でなかったけど、ものすごくうれしかった。そのことをお父さんに報告すると、
「本当!?」
「うん。ぎりぎりみたいだけど。」
「よかったな。でも、二次試験もあるからね。」
あーそうか。すごいがっくりした。目標が全部終わったと思ってしまったからだ。二次試験の勉強は、一次試験の勉強よりまじめにやらなかった。どうせ受かるさ。それが、本当の気持ちだった。でも、そんな気持ちでいると、スムーズにできなかった。そして、もう一回目標を立てた。二次試験も頑張ろうという目標だった。また、苦しい気持ちになった。「ああー分からないなー。発音が分からないなあ。」
そして、受けると、
「よく分からなかった。」
なんでだろう。あんなに勉強したのに。しかし、実際に受かった。うれしかった。努力した意味があった。目標を持ってがんばった意味があったと思った。でも、目標があっても、必ず成功するわけではない。失敗もする。でも、目標に向かって努力して失敗してしまっても悔しいかもしれないけど自分は生きる道に迷わない。目標があるからどんなに失敗してもくずれないのだ。
 学校では、目標を持つことが大切だといっていたが、持つだけでは、意味がない。目標の意味が分からなければいけないと思う。目標とは何のためにあるのか。そういったことが分かるようにならなければ、目標を持ったって全く意味がないと思う。目標の意味が分からない人は、目標をすぐあきらめる。でたらめな目標を立てる。できそうにない目標を立てる。僕も、昔はそうだった。達成しない目標ばっか立てて、いやになって、失敗したことがある。人間にとって目標とは、生きる道であり、その道がない人は、何もできないのである。目標があっても、成功ばかりではないし、大変である。目標は生きる道であり、その道にはへびがいたり、落とし穴があったりする。でも、目標を持ち続けることで、生きる道にたどっていける。目標がなければ、生きる道がなければ、どんな人でもいつか生きる道に迷い、何もできなくなってしまうということであると僕は思っている。

   講評   kaki

【1段落目】
「人間にとって、目標とは生きる道だ」と、主題から書き始めたところが印象的です。
【2段落目】
今年の具体的な目標が挙げられたね。今年が小学校の最上級生という点からも目標を立てたところが立派です。
「目標がなければ、人は不思議なことに何もやろうとしないのだ。つまり、目標がなければ、喜びが得られないのである。」という文には説得力があるね。1段落目の「目標とは生きる道だ」とつながっていて、うまい展開です。
【3段落目】
英検を例に挙げ、あきらめずに努力すれば結果が出るという話が書けたね。会話の使い方も効果的です。
【4段落目】
「その道にはへびがいたり、落とし穴があったりする。でも、目標を持ち続けることで、生きる道にたどっていける。目標がなければ、生きる道がなければ、どんな人でもいつか生きる道に迷い、何もできなくなってしまうということであると僕は思っている。」この部分がすばらしい! これからの人生におけるなまずくんの意気込みが表れています。





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