創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   四月の魚   タッキー

「ポアソンダブリル!」
フランスではエイプリルフールのことを、ポアソンダブリルといいます。フランス語で「四月の魚」という意味です。四月一日、教室でみんないっしょにポアソンダブリルのパーティをしました。みんなが口々にさけび、教室の中は、まるではちのすをつついたようなさわぎになりました。ぼくは、日本のエイプリルフールよりポアソンダブリルの方が好きです。
 その日は、エイプリルフールのように、うそやジョークを言っていい日でもあります。エイプリルフールとのちがいは、魚をだれかの背中につけて、
「ポアソンダブリル!」
とさけぶいたずらをすることです。魚は紙でできていて、セロテープで背中にはりつけます。魚をつける時には、気づかれないようにこっそりやらなくてはいけません。もし気づかれたら、全然楽しくなくなってしまうと思います。
 四月一日、教室でみんないっしょにポアソンダブリルのパーティをしました。そのパーティは、二時間つづきました。最初の一時間は先生がいなくて、友達のお母さんが来て、いっしょに魚を作りました。そして先生が教室に入ってくると、とたんにみんなは先生の背中に魚をはりました。
「ポアソンダブリル!」
みんなが口々にさけび、教室の中は、まるではちのすをつついたようなさわぎになりました。アドリ先生が、
「びっくりした!」とおどろいたので、みんなは、
「イェーイ、びっくりさせたぞー!」
と大喜びしました。何もかもがとても楽しいパーティでした。  ぼくは、日本のエイプリルフールよりポアソンダブリルの方が好きです。日本のエイプリルフールは午前中半日だけだそうですが、フランスでは、一日中うそやジョークやいたずらをしていいからです。ポアソンダブリルは、夕方になってもまだおしまいではありません。考えただけでおかしくなりませんか。もし夕方まで気づかなければ、その人は背中に魚をつけたまま、電車やバスに乗って家に帰るのです。

   講評   kei

楽しい1日ですね。
背中に魚をつけて、街を歩いてしまったことはありますか?

●書き出しの工夫/元気いっぱい!楽しそうな叫び声でしょうね。
●自分だけがしたこと/フランスならではの、楽しいできごと。クラスでパーティをしたり、日本とだいぶちがいますね。とてもおもしろいです。
●たとえ/「まるではちのすをつついたようなさわぎになりました。」よく書けています。盛り上がっている様子がわかります。
●心の中で思ったこと/日本おエイプリルフールよりもボアソンダブリルの方が好きだということ、そしてその理由を、とてもわかりやすく書けました。読んでいる人に問いかけるスタイルも、とてもおもしろいですね。
☆フランスの事情を知らない人に、分かりやすく書くにはどうしたら良いと思いますか?
●結び/余韻が残りますね。「その人は背中に魚をつけたまま、電車やバスに乗って家に帰るのです。」作文を読んでいる人は、背中に魚をつけたまま家に帰り、「ぎょっ」としている誰かのことを想像して、つい笑ってしまいそうです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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