国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   山と人間   なまず

 今、美しく維持されている里山は、必要なてまひまをすべて山里の人びとの善意に負っている。たまに訪れる私のようなハイカーが里山を楽しむとき、山里の人びとの善意にただあまえているだけだ。里山は、人間によってつくられ、維持されてきた自然だということを考えると、都市の人びとがここを訪れて仕事をする後者のほうがよいと思いますが。これに行政側が資金的な援助をすればよいのだ。人間の側の注意と配慮がもっと必要である。野生動物たちにとっていちばんいいのは緑のコリドーである。
 僕も、似た話がある。僕も、里山のような山に登ったことがある。きれいとはいえないけど、ゴミは落ちてなく、コンクリートでできている場所もあった。自然にコンクリートができるわけがない。誰がやったのだろうと考えると、えらいなあと思った。山なんて、人が勝手に苦労して登ればいいじゃないかと思った。なんでこんなに山をきれいにするのだろう。特にコンクリートの道なんて、動物にとって邪魔である。山って、動物が住む場所ではないのかなあ。でも、おかげで、登りやすいのだ。もしも、ボコボコの坂道を登っていたら、靴がきっとやぶけてしまうだろう。ボコボコの坂道登れば、靴もボロボロだ。
 動物と人は、山を共有している。動物は山で木の実を食べたり、子どもを生んで育てたり、寝たり起きたりして生活をしている。人間は、山登りをしたり、花見をしたり、山でできたものを食べたり、また、山の木を使って家などを建てたりもしている。そして、人間の一部は動物や、人間、全ての生き物のために山を管理している。これは、最近テレビ番組をみて知ったことだが、手入れのされていない山は荒れてしまうそうだ。荒れた山では木も十分に根が張れず、はげ山のようになってしまうらしい。そうすると、食べ物などの山の恵を受けられないだけでなく、土砂災害なども起きてしまうらしい。動物は、人間がいなければ山で暮らしていけないだろうと思った。反対に人間も動物がいなければ暮らしていけないこともある。少なくとも僕たちは、動物の肉やミルクを食べたり飲んだりして生きている。それだけではなく、犬や猫などをペットにして癒されている人たちもいる。それなのに、動物を虐待しているなんてニュースを最近よく耳にする。首輪をした猫が捨てらたり、鎖をかけられた犬が保護されたなんていうニュースだ。人間がいくらえらいからってそんなことは許されないことだ。
 動物に達にとって一番いいのは、緑のコリドーである。里山は、動物と人間が協力してできているすばらしい自然である。このような自然を大切にできるのは、人間だけである。人間にとって里山とは、心を癒す大切な自然である。僕もこれから里山や山を歩くとき、これらを維持してくれている人のことを思い、感謝の気持ちを持ちながら探索したいと思う。そして将来、自分のできる方法で里山の維持に協力できたらいいなと思った。

   講評   kaki

【1段落目】
重要なところが要約できたね。
【2段落目】
自分が山を歩いたときの話が書けたね。自然のままの山を苦労して登るのが山登りだと思った反面、人間の手でコンクリート化された道のほうが登りやすい、という素直な感想が書けたね。「ボコボコの坂道登れば、靴もボロボロだ」と、<ユーモア表現>もできたね。
【3段落目】
「動物と人は、山を共有している」という書き出しに続いて、その具体例がとてもうまく書けています。テレビで知った情報も入っていて、読み手に説得力を与える内容になっています。
【4段落目】
「人間にとって里山とは、心を癒す大切な自然である」と<一般化の主題>もうまくできました。確かにそうだよね。また、将来の自分と里山の関係についても触れていた点がすばらしい!

・次回から、本文のあとに、項目シールの代わりに
<要約> <体験実例> <ユーモア表現> <一般化の主題>という言葉を入力しておいてね。

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