創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ゴミをリサイクルするように   くろーばー

 毎日、同じように、同じようなものを、ゴミ箱へ投げ捨てる。そうやって人は消費をし続けた。『ゴミ』というのは実に厄介で、邪魔者で、私たち人間の日常生活に溢れている物でありながらも不必要とされている。ゴミは、そのままの姿で資源化し再利用する方法は無く、『リサイクル』という形によって初めて生まれ変わることが出来る。そうすれば、見た目使えないようなモノでも再び役立てることが出来るのだ。私は、リサイクルのように、ゴミでもなんとかそれを生かせるような生き方をしたいと思う。そのための方法は大まかに二つある。
 第一の方法としては、その良い面を見つけ、尊重することだ。これは、人でも物でも同じことが言える。どんなに大嫌いだと思っていた人でも、冷静に第三者の目線になって考えてみると案外気が付かなかった良い点を見つけることが出来るものだ。私の一・二年の時の担任はよく言っていた。『アイツ嫌いだな、でも良いとこあるんだな、でもやっぱり嫌いだ』でもいい、嫌いでもいいから、同じ学校、同じクラスの仲間として接しろよ、と。ゴミだって、全てが悪いのではなくビンだったら溶かしてもう一度作り変えることも出来るし、資源ごみは決まった日に回収して、『リサイクル』し、資源を有効に活用できるのだ。
 第二の方法としては、点数ばかりを気にして間違った部分を直すことに熱心な今の社会体制を変えていくことだ。天才というのは、自由な発想と広がりを持てる育て方に、環境と出会いというスパイスが加わって初めて育成されるものだ。エジソンも『なぜ?』といった根本的な発想からスタートしたと思われる。(私もなぜ?とは思うが天才には程遠い笑)ここが駄目だから、完璧に出来るまでやり直し。これでは何も生まれてこない。
 確かに、マイナス面を直していく方法もそれなりに効率的だ。だがしかし、良さを見つけるという行為こそが人間そのものの成長や進展につながるのだ。『雑草とは、まだその美点が発見されていない植物のことである』という名言のように、美点を発見して新しい発見がある毎日を過ごすことが大切なのだ。ゴミは大切に、リサイクルも心がけ、良い点を見つける。そんな日々を過ごしていきたい。

   講評   kira

 くろーばーさん、こんにちは。今学期から「生き方の主題」となります。様々な話題から、「このように生きて行きたい」「このような人間になりたい」という主題を出してそのための方法を考えていきます。
 まずは「ゴミ」でした。ゴミというと捨てたいもの、不要物のイメージです。ポイ捨てされるゴミは、そのものの価値を無視されているわけで、かわいそうなものです。そこで、資源のことを考えてもリサイクルが急務になっていますね。このリサイクルの発想は生き方にもほしいところです。
 物事をプラス思考で、いいところを発見できる視点を持っているといろんなことから自分の栄養をつかみとれますね。友だちは、みんな素適な個性を持っていて、自分にはないものを与えてくれます。そう考えると楽しくなるね。
 また、テストテストで篩い分けばかりするような教育ではなく、長所を伸ばせるような風土も必要ですね。ルール遵守に徹するのではなく、子どもの力を引き出す教育。エジソンやアインシュタインのような人物がどんどん出てくるといいよね
 「生き方」としては、ゴミでも個性でも「リサイクルの発想」ですね。どんなことからも学ぶ姿勢こそ大切なんだね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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